日本企業のブラジル撤退はブラジルのせいか?<1>撤退組と成功組との違いとは?
2015年 05月 3日2014年終盤から2015年にかけて、複数の日本企業のブラジル撤退話を聞いた。
ブラジルと関係して20年以上、これまでも数多くの日本企業の撤退劇を見て来たが、よく「やっぱりブラジルは難しいですね」「こんなにコロコロと法律や税金が変わったらビジネスになりませんよ」「関税、物価が高すぎてお手上げです」などの言葉を残して去って行った。
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ブラジルと関係して20年以上、これまでも数多くの日本企業の撤退劇を見て来たが、よく「やっぱりブラジルは難しいですね」「こんなにコロコロと法律や税金が変わったらビジネスになりませんよ」「関税、物価が高すぎてお手上げです」などの言葉を残して去って行った。
続きを読む2014年来、販売縮小で在庫が増え、生産調整や雇用問題も噴出しているブラジルの自動車業界で、3交代で24時間操業している企業や第1四半期も売り上げを伸ばしている企業があると20日付「エスタード」紙が報じた。
ブラジルの自動車業界は2015年に入ってから既に3600人を解雇しており、その大半は自首退職者だ。昨年の解雇者は1万2500人で、自動車部品業界も昨年、2万5000人を解雇した。
続きを読むブラジルの自動車業界は今年既に3600人を解雇しており、その大半は自首退職者だ。昨年の解雇者は1万2500人で、自動車部品業界も昨年、2万5000人を解雇した。
中でもトラックやバス製造部門を中心とする窮状は、メルセデスベンツが4月17日に大サンパウロ市圏サンベルナルド・ド・カンポ工場の従業員500人を解雇すると発表したという18日付「エスタード」紙の記事などからも窺われる。
続きを読む4月14日に世界貿易機関(WTO)が発表した報告書によると、2014年のブラジルの輸出額は前年比マイナス7%で、世界の主要輸出国30カ国中で最大の下げ幅を記録したと15日付伯字各紙が報じている。
この結果、ブラジルは輸出高による順位を三つ下げ、25位となった。これは04年以来の最低順位となる。
続きを読むブラジル全体で工業後退が拡大している。ブラジル地理統計院(IBGE)の調査によると、今年2月の工業生産を昨年2月と比べると、805品目のうち70.2%の品目の生産が減少し、13年の調査開始以来、最悪の結果となったと2日付「フォーリャ」紙が報じた。
続きを読むコンサルタント会社IDCブラジルが(3月)5日に発表したデータによると、2014年のブラジルのパソコン売り上げ台数は1030万台で、前年比26%のマイナスとなった。
同社では今年の売り上げも3%のマイナスとなると予測していると6日付エスタード紙が報じている。
続きを読む日本も大都市や大型連休には渋滞がつきものだが、ブラジル・サンパウロ市では交通渋滞が日常茶飯事だ。
TVグローボが3月6日、ニュース番組「ボンジーア・ブラジル」で伝えたところによると、サンパウロ・カトリック大学経済学教授のラヂスラウ・ドウボール氏が、交通渋滞を含む待ち時間にかかる逸失利益額を算出したという。
続きを読むブラジルの14年の自動車生産台数は前年比15.3%減の314万台で、ラテンアメリカ一の座をメキシコに譲り渡した。
1、2月も厳しい状態が続き、生産は落ちているのに在庫は増加と5、6日付伯字紙やサイトが報じた。
国際自動車工業連合会(Oica)によると、昨年の生産台数1位は中国の2370万台で、以下、米国1160万台、日本970万台と続く。
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