水不足のサンパウロ市、保健・医療機関でも断水。今年に入ってから633回
2015年 02月 11日
サンパウロ市市営の医療機関では、今年に入って既に断水が起きたところが113カ所あり、そのうちの76カ所は聖州水道公社(Sabep)の給水車の緊急出動を必要とした。
渇水危機が医療機関に及ぶ様子を9日付の伯字各紙が報じている。
この数値はサンパウロ市内780カ所の市営医療機関に限ったもので、113の医療機関では計633回の断水が発生。内51件はSabepの給水車の派遣さえなかった。
続きを読むサンパウロ市市営の医療機関では、今年に入って既に断水が起きたところが113カ所あり、そのうちの76カ所は聖州水道公社(Sabep)の給水車の緊急出動を必要とした。
渇水危機が医療機関に及ぶ様子を9日付の伯字各紙が報じている。
この数値はサンパウロ市内780カ所の市営医療機関に限ったもので、113の医療機関では計633回の断水が発生。内51件はSabepの給水車の派遣さえなかった。
続きを読むTVグローボが2月7日、番組「ジョルナウ・オージ」で伝えたところによると、サンパウロ州でデング熱が大流行しており、同日の段階でブラジル全体での患者数は4万人達しているという。
疫病の流行を受けて、サンパウロ州内の4都市がカルナヴァルの中止を発表した。他にもデング熱の非常事態宣言を出したり、カルナヴァウ前後のイベントを中止する都市も増えている。
続きを読む今回は前回のアマゾナス州のお隣、北部地方のパラー州についてご紹介したいと思います。
州都のベレンはよくご存じの方もいらっしゃると思いますので、わたくしからはブラジル日系移民入植地の代表的存在であるTomé-Açu(トメアスー)移住地を訪問した際の写真をご紹介します。
続きを読む水不足危機の中、盗水取締り作戦を強化した聖州水道公社(Sabesp)は(1月)2日、昨年の取締りでは26億リットル分の盗水を突き止めたと発表したと3日付伯字各紙が報じた。
盗水は住居、レストラン等、いたる所で起きており、罰金と4年の実刑が科せられる。
続きを読むサンパウロ州北部海岸を集中豪雨が襲い、サンセバスチオン(サンセバスチアン)で土砂崩れが起きるなど、多くの被害が出た。
サンセバスチオンの場合、1月30日~2月1日にかけて降った雨は、3カ月分に相当する265ミリで、市防災局が週末に大雨警報を発令。
続きを読むサンパウロ州政府は1月30日、水不足問題対策として、アウト・チエテ水系にビリングス湖(貯水池)から水をひく水路の建設を最優先課題として始める方針を明らかにした。
また、先週非公式に明かされた5日間断水、2日間給水の計画断水プランが、市民の間に貯水タンクの買占めを引き起こしている様子を1月31日から2月1日の伯字各紙が報じている。
続きを読むここ数年続く少雨に伴い、サンパウロ州では州内で最大の水源カンタレイラ水系の枯渇が心配され、給水制限がいよいよ間近とも言われている。
しかし現在、サンパウロ州も属するブラジル南東部では、雨そのものが6週間降っていない州都が存在する。
サンパウロが雨が少ないと言っても、実は今年の夏に関して言えば、昨夏より降水量自体は増えている。1月のカンタレイラ水系の降水も(1月)29日午前9時現在で147ミリで、昨年(2014年)同月の87ミリを既に60ミリほど上回っている(30日も雨が降ったため、月間雨量はさらに更新の見込み)。ただ、1月の平均降水は274ミリで、それには大きく及ばない。
続きを読む水不足の続くサンパウロ州では最悪の場合は「1週間に5日間断水する」(計画断水)プランが計画されており、その採用が4月上旬を目処に検討されていると28、29日付の伯字各紙が報じている。
ジェラルド・アルキミン(ジェラウド・アウキミン)サンパウロ州知事(民主社会党・PSDN)によれば、同措置は、現在貯水率が5.1%まで落ちているカンタレイラ水系を枯渇の危機から救う最終手段だ。
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