ジカウィルスより怖い!? ブラジルの交通事故死

2016年 02月 19日
サンタカタリーナ交通事故

1月末に出張先の中国のホテルで、国営放送であるCCTVのニュース番組を見ていて驚いた。いきなり、ブラジルの病院の映像が流れ、WHO(世界保健機構)の記者会見などが放映された。

何事かと思って見ていると、ジカ熱に関する報道であった。その日から、毎日のように追加情報がテレビニュースで流された。

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政権交代後のポルトガル、TAP航空の買い戻しに意欲

2016年 02月 15日
ポルトガル タッピ航空

ブラジルのグローボ系ニュースサイト「G1」等現地メディアが2月6日づけで伝えたところによると、ポルトガル政府がTAP(タッピ)航空(以下「TAP」)の支配権再取得について現在の大株主と合意したという。

昨年(2015年)秋の総選挙で社会党に政権交代したことに伴い、ポルトガル政府はTAPの株式持分及び支配権の見直しを始めたという。

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ブラジル、ゴウ(Gol)航空の格付、引き下げに

2016年 02月 14日
ゴウ航空

グローボ系ニュースサイト「G1」等現地メディアが2月5日づけで伝えたところによると、リスク格付機関、フィッチ・レーティング(以下「フィッチ」)がブラジルのゴウ(Gol)航空(以下、ゴウ)の格付を引き下げたという。

フィッチは昨年12月にブラジル国債の格付をジャンク級に引き下げている。

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サンパウロでタクシー運転手たちがウーバー車両を襲撃

2016年 01月 31日
タクシー運転手、ウーバー車両を襲撃

世界各地で急速に広がりつつある自動車配車サービス、ウーバー。手軽に車を呼べる利便性で勢力を伸ばしている。

その一方、各国で、ウーバーによって客を奪われているタクシー運転手と、ウーバー運転手との間のトラブルが報じられ始めている。

TVグローボのニュース番組「ジョルナウ・オージ」ほか現地メディアが1月29日(金)づけで伝えたところによると、同日未明、サンパウロ市内でタクシー運転手の集団がウーバーの運転手を取り囲み襲撃する事件があったという。騒動は3時間近く続いたという。

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謝らないブラジル人、謝り過ぎる日本人

2016年 01月 17日
ブラジル タクシー 領収書

ブラジルに来て間もないころ、ポルトガル語で書いたメールの文章は、日本語のできる日系ブラジル人の方に添削してもらっていました。例えば、こんな文章。

「いつもお世話になっております。
ご連絡が遅くなってしまい申し訳ございません。
○○の件ですが、資料の□□をお送り頂けませんでしょうか。
ご多用中のところ、大変お手数をお掛けし恐縮ですが、よろしくお願い致します」

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期待されるリオ・オリパラの遺産(3)

2016年 01月 1日
リオ BRT トランスオリンピカ

リオデジャネイロ市には市内のいたるところに山があるので、直接の交通が阻まれている。

たとえばボタフォゴ(ボタフォーゴ)地区からコパカバナ地区へは、今でもシケイラ・カンポス大通りに出る旧トンネルかプリンセザ・イザベル(プリンセーザ・イサベウ)大通りに出る新トンネルのどちらかを通る以外に行きようがない。

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期待されるリオ・オリパラの遺産(2)

2015年 12月 31日
カリオカ・アリーナ

2016年リオデジャネイロ・オリンピック・パラリンピックのメイン会場が設置される市の西部地域バハ(バーハ)・ダ・チジュカ地区(以下、バハ、バーハ)の統合が進むことにも期待したい。

近年、居住地がすでに満杯状態のゾナ・スル(スウ)(市の南部地域)からバハ(バーハ)のより広い住環境に移住する動きが進んだが、事業所があまり立地していないバハ(バーハ)は生活するだけの街として発展し、バス以外の公共交通機関がなかったこともあって、住民は長距離の車通勤を余儀なくされてきた。

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期待されるリオ・オリパラの遺産(1)

2015年 12月 30日
リオ VLT

2016年に開催されるオリンピック・パラリンピックのリオデジャネイロ大会に向けて、現地では急ピッチで会場および関連施設の整備が進められている。

アスリートたちがどんなに素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるのか、特に日本人選手の活躍が楽しみであるが、ここではそのことはさておいて、オリンピックの遺産(レガシー)がリオデジャネイロ市をどのように変えていくのか、都市交通システムの影響を中心に紹介してみたい。

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