決壊した鉱山廃水貯蔵ダムの汚染泥土、大西洋岸に到達。ウミガメなど海洋生物への影響の懸念高まる

2015年 11月 24日
鉱山廃水ダム汚染泥土 エスピリットサント州に到達

ミナスジェライス州マリアナ市の鉱山廃水貯蔵ダム決壊事故から18日目、ダムから流出した汚染泥土がドーシ川を下り、大西洋岸に到達した。

グローボ系ニュースサイト「G1」他、ブラジルの現地メディアが11月22日づけで報じたところによると、ドーシ川河口にあたるエスピリトサント州北部リニャーレス市の海岸に、ダムから流出した汚泥の到達が確認されたという。

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「ドーシ川は死んだ」ーー。鉱山廃水貯蔵ダム決壊後、ミナスジェライス州で水質検査を行った研究員らが公言

2015年 11月 16日
鉱山ダム決壊事故後のベントホドリゲス

ブラジルのミナスジェライス州マリアナ市の鉱山廃水貯蔵ダム決壊で汚泥がなだれ込んだドーシ川(Rio Doce)は、泥に含まれる重金属等により回復不能なレベルに汚染されているという。

調査に携わった専門家たちは「ドーシ川は死んだ」と公言していると、グローボ系の科学、健康などの情報を扱う専門誌「ガリレウ」電子版が11月13日づけで報じた。

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トリップアドバイザー・トラベラーズチョイス2015「オールインクルージヴ・リゾート」南米部門ベスト10、ブラジルの3ホテルがランクイン

2015年 11月 16日
ペルー チチラカ

人気旅行サイト「トリップアドバイザー」が毎年発表する「トラベラーズチョイス」アワード各部門のベスト10ランキング、2015年版が今年も公表された。

その内の「オールインクルージヴ・リゾート」アワードの南米部門で、ブラジルの3つのホテルがランクインしたと、現地メディア「エザミ」が報じた(11月10日づけ)。しかも、3カ所のうち2つは同じリゾート地から選ばれている。

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周辺の河川の汚染物質が許容量の13,000倍。ミナスジェライス州鉱山廃水貯蔵ダム決壊事故で

2015年 11月 15日
ミナスジェライス鉱山廃水 汚染泥土

11月5日(木)に起きた、ミナスジェライス州マリアナ市での鉄鉱石・ペレット生産会社のサマルコ社が管理する廃水貯蔵ダムの決壊後、日を追うごとに被害の甚大さが明らかになってきている。

汚染泥土が貯蔵ダムから流出した際、泥水の高さが場所によっては20メートル以上に達し、その様子を現地メディアは「泥の津波」と形容している。

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ブラジル人でも知ってる人は少ない!?  全国の穴場スポット10

2015年 10月 29日
アウテル・ド・シャォン

「休暇に旅行を考えている貴方。ガイドブックでおなじみの定番スポットも楽しいけれど、国内でもあまり知られていない、いつもと違う場所に出かけてみては?」

ブラジルの現地メディア「エザミ」(10月24日づけ)がそう呼びかける記事を掲載した。同記事で紹介されているのは、ブラジル全国にある穴場スポットの数々。

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猛暑のブラジル中西部、中等学校では木陰で授業

2015年 10月 23日
木陰教室

ブラジル中西部ゴイアス州ゴイアニア市内の中等学校教師がユニークな授業方法を取り入れて話題になっていると、現地メディア「G1」(10月22日づけ)が報じている。

連日の猛暑に悩まされているゴイアニア市。先週の土曜日(10月17日)には同市の温度計は40.4℃を指し、1937年からの観測史上で最高値を記録した。

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ブラジルのマリーナ・シウヴァ元環境相、日本記者クラブで会見

2015年 10月 20日
marina silva

毎日新聞社の招聘により来日中のブラジルの元環境相マリーナ・シウヴァ(マリナ・シルバ)氏が、10月16日(金)、日本記者クラブで会見を行った。ポルトガル語の通訳は竹原ミチコ氏。

マリーナ氏は会見の冒頭で、さまざまな国際会議などで議論されている持続可能な開発を論じる前に、まずはじめに「何故に現在の開発モデルを変革しなければならなのか」と、「変革をするのであればどのよなモデルに変えるべきなのか」を考えることが大切だと述べた。

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ブラジルのマリーナ・シウヴァ元環境大臣が初来日。シンポジウム「持続可能な開発と環境保護」開催される

2015年 10月 14日
マリーナ・シウヴァ

2010年と2014年の大統領選挙に出馬したことでも知られるブラジルの元環境相で、環境活動家のマリーナ・シウヴァ(マリナ・シルバ)氏が10月10日(土)、初来日した。

マリーナ氏を招聘したのは毎日新聞社。10月12日(月)に東日本大震災被災地となった宮城県名取市を視察。13日(火)は上智大学にて来日記念シンポジウムに参加した。

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