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軍事政権時代、シネマノーヴォを代表する映像作家グラウベル・ホッシャに暗殺計画

グラウベル・ホッシャ

真相究明委員会(独裁軍事政権時代の人権侵害について調査を行う政府の組織)リオ州小委員会は(8月)16日、映画監督の故グラウベル・ロッシャ(ホッシャ)(1939―1981)が軍事政権時代、軍部の暗殺計画のターゲットにされていたことを証明する文書を公開した。

グローボ局の報道番組「Jornal das Dez(ジョルナウ・ダス・デス)」が独自に入手した文書は空軍が作成した報告書で、グラウベルは「ブラジルの左翼運動のリーダーの一人で、ヨーロッパで反ブラジル政治のキャンペーンを行った人物」とされている。

文書の1ページ目には、手書きの文字で「morto(“死んだ”の意)」と書かれている。軍政時代の抑圧に関わっていた人物の一人によれば、暗殺計画の標的となっていた人物の文書には手書きで「morto」と書くのが当時の慣例だったという。

グラウベルは、60年代当初に始まったブラジル映画運動「シネマ・ノーヴォ」のけん引役の一人。いずれも50年代に始まったイタリアのネオリベラリズモ、フランスのヌーヴェルヴァーグの影響を受けた、新しい映画の表現方法を模索して起こったムーブメントで、「手にカメラを、頭に思想を」をモットーとしている(次ページへつづく)。

(記事提供/ニッケイ新聞、写真/Tânia Rêgo/Agência Brasil)
写真は8月16日、リオデジャネイロ。委員会で公開された1971年の書類

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