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漢方薬にもなる!? ブラジル南部の冬の初めの風物詩「ピニャォン」

ピニャォン

筆者が住んでいるブラジルの南部に来ると、腕を広げて”ようこそ”と皆さんを出迎えてくれる松の木があります。

アラウカーリアという樹木の一種で、こちらでは古くから住む日本人達の間でパラナ松として知られてます。何故かというと、この木がパラナ州やその南方面に多く分布されてるからです。

パラナ州のシンボルにもなっているこの木は、同じ南部のリオグランデ・ド・スール州(リオグランジ・ド・スウ州)や、サンパウロ州でも高い山間部では一部見られる所があります。

ピニャォン

ところでこのパラナ松、その実(ピニョン/ピニャォンと呼ばれています)がまたとてもデリシャスなのです。こちらではちょうどそのピニョン(ピニャォン)のシーズンということで、あちらこちらで売られてます。

リオグランデ・ド・スール州(リオグランジ・ド・スウ州)にはグラマードという有名観光地がありますが、そちらに向かう街道沿いでも、仮設テントで実を茹でながら販売してる人たち結構見掛けます。

私たちが食する実(種子)の部分は、大きく丸い果実(球果)の中にギッシリと詰まってます。果実が熟すと自然に割れて中身が地面に散らばることも(時々その丸い大玉の果実がそのまま落ちてくることもありますので、頭上注意!!)。

散らばった種を小動物たちが運び、土の中に隠したり忘れ去られたものがまた木として成長するというサイクルになっているそうです。

先日、地元の農場を訪れたときパラナ松の実がなってたのでゲットしました。

ピニョン(ピニャォン)はご飯に混ぜたり、スープの具にしたり、又はお菓子の材料にしたりと色んな調理方法で楽しめますが、私はオーソドックスに塩水で茹でるだけ。

ピニャォン

ところでこのピニョン(ピニャォン)、漢方薬としても身体を温める性質があるそうです。咳を鎮め、気を補い、肌を潤し、内臓機能を調節し脳を活性化するともいわれているそうです。このため、高齢者や虚弱体質の人に薬膳として食べる事を勧める場合があると書かれてある本をみました。

ブラジル南部は今、秋の終わりで、そろそろ冬という季節。とても冷えてきました。ピニョン(ピニャォン)は実は、冬にぴったりな食べ物だったんですね!

(文/土居清光エミリオ、記事提供/土居 清光エミリオFacebook、写真/Daniel Augusto Jr./Ag. Corinthians)
※土居清光エミリオFacebookでは多くの写真と共にブラジルの現地情報を紹介しています

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著者紹介

土居清光エミリオ Emilio Kiyomitsu Doi 神奈川県横浜市生まれの浜っ子。7歳のときに、父が描いた夢と共に家族でブラジルに移民。約1か月の船旅でサンパウロに上陸、以降11年間サンパウロで生活を送る。その後、一度日本に帰国するも、多感な思春期の頃を過ごしたブラジルでの生活が忘れられず、再移住を決意。現在、念願の永住権を取得してガウーショに囲まれながらリオグランジドスウ州で生活中。Facebookでブラジルのさまざまなことを紹介中(https://www.facebook.com/kiyomitsuemilio.doi)。