第 34 回全国在日外国人教育研究集会・神奈川大会 開催
2013年 08月 9日全国在日外国人教育研究協議会が主催する第34回全国在日外国人教育研究集会・神奈川大会が今日、8月9日(金)から始まった。明日の10日(土)に全体会が行われる。
全国在日外国人教育研究協議会によると、現在、全国の外国人登録者数は200万人を超え、神奈川県内の登録者だけでも17万人あまり。
在日コリアンなど、植民地支配の結果日本に住むようになった人々、1980年代から来日したインドシナ難民や中国帰国者の人々やアジア諸国の出身者、1990年代以降来日したラテンアメリカの人々など、神奈川県内には 161ヶ国の人々が身近で生活をともにするようになっているという。
数多くの外国籍や外国につながりを持つ子どもたちが日本の学校で学んでいるが、昨年5月の神奈川県教委の調査では7000人を超える外国籍の子どもたちが小中高に在籍していることが確認されているのだとか。日本国籍で外国につながりを持つ子どもたちを含めると、その数は相当数に及ぶと考えられるという。
全国在日外国人教育研究集会では、「多文化共生社会の実現のための教育を創造しよう」をテーマに、行政への問題提起やNGO間の情報交換などが行われる。
全大会の中のリレートークでは、ブラジル出身のラッパー、MCベト(天才’s MCs)が出演(15:55ころ予定)。MCベトはライヴも行う。
8月10日(土)
11:30受付開始
12:30開会行事
13:20全大会
17:00全国交流会
<全体会>
「私の未来、あなたの未来、共に生きる私たちの未来」
1 過去
チャンゴ演奏・「震災作文」朗読(ヨコハマハギハッキョ)、移住労働者の歴史「トーク」(カラバオの会)
2 現在
ブレイクダンス(オルタボイスフェスタ出場者、特に外国につながる友達を持つ日本人に、自分の変容の課程や思いを語ってもらう)、全国在日外国人生徒交流会からの報告
3 未来
「『名前』と『国籍』について」
メンバー 本名で生き、国籍を変えない(在日コリアン)、日本名を名のり、日本国籍を取得(インドシナ難民)、名前はそのまま、日本国籍を取得(ブラジルルーツ)、ダブルの子どもたち(アメラジアン)、次の世代(赤ちゃん)とその親たち(インドシナ難民)、外国人と共生する日本人、サムルノリ(ツルミオリニ会)
○本大会会場
横浜市栄公会
横浜市栄区桂町 279-29
○本大会・フィールドワークの費用について
・大会参加(大会資料代等) 4,500 円
・全国交流会 3,000 円
※申し込みは当日でも可
第34回全国在日外国人教育研究集会・神奈川大会
http://www.zengaikyo.org/pdf/taikai34-youkou.pdf
〔主催〕 全国在日外国人教育研究協議会
第34回全国在日外国人教育研究集会・神奈川大会実行委員会
〔全国後援〕(財)朝鮮奨学会、全国キリスト教学校人権教育研究協議会、部落解放同盟中央本部、日本教職員組合、移住労働者と連帯する全国ネットワーク、フォーラム平和 ・ 人権 ・ 環境、全国在日外国人教育研究所
〔地元後援〕 神奈川県、神奈川県教委、横浜市、横浜市教委、川崎市教委、相模原市教委、横須賀市教委、平塚市教委、かながわ国際交流財団、横浜市国際交流協会、川崎市国際交流協会、青年海外協力協会、神奈川人権センター (順不同)
〔実行委員会〕 NPO 法人在日外国人教育生活相談センター・信愛塾、NPO 法人 多文化共生教育ネットワークかながわ(ME-net)、TIE トマトマの会、移住労働者と連帯する全国ネットワーク、海老名解放教育研究協議会、神奈川県教職員組合、神奈川県高等学校教職員組合、神奈川県人権教育推進協議会、かながわみんとうれん、カラバオの会(寿・外国人出稼ぎ労働者と連帯する会)、多文化共生ネットワークかわさき、部落解放同盟神奈川県連合会、横浜の民族差別と闘う会、ヨコハマハギハッキョ実行委員会、ツルミオリニ会
(写真・文/麻生雅人)
写真は2013年6月29日、武蔵大学にて。日本移民学会第23回年次大会懇親会でのライヴ