サンチアゴ・アンドラーヂさん、11日に埋葬へ。ジウマ大統領も追悼コメントを発表

2014年 02月 11日

オズワルド・ヂ=アンドラーヂ

2月10日付け「テーハ」、「G1」、「UOL」(すべて電子版)などが、ジャーナリスト、サンチアゴ・アンドラーヂさんの死亡事件について様々な続報を発表している。埋葬は11日(火)に行われる予定とのことだが、時間と場所は現時点ではまだ公表されていない。サンチアゴさんの臓器は保存され、遺族の許諾を得て医療のために提供されるとのこと。

サンチアゴさんはカリオカで、ニテロイ在住。30歳になる妻アルリタ・アンドラーヂさんと、一人の娘、二人の義理の息子と共に暮らしていたという。ジャーナリストとして、20年間現場で働き、10年間をTVバンデイランチスで働いていたという。2010年と2012年に都市の輸送問題に関して「アーバン・モビリティ賞」を受賞。2011年1月には山岳地帯、21013年1月にはシェレンの、大雨のレポートなどで表彰されていたという。

サンチアゴさんの死に関してジウマ(・ルセーフ)大統領は「とても悲しむべきことである」と発言したという。

また大統領は「抗議デモの自由は、民主主義の中で行われるものあり、絶対に、人を殺したり怪我をさせたり、人々の人生を脅かすものであってはならない」とツイッターに記したという。

パウロ・メロ代議士は「ここ(リオ)にはさまざまな抗議デモが起こっていますが、デモは民主主義と、人々の暮らしをよくするためのものです。言論の自由のためメディアで働く人のためにも、今回のような事件は受け入れがたい」と語ったという。

ブラジル・ラジオ・テレビ放送協会(ABERT)は「庶民の平和的な抗議と、放送を専門に仕事を携わる人が、意見を述べたり使命を果たす上で安全が保障されるように、政府はセキュリティに配慮してほしい」と要望を述べた。

(文/麻生雅人、写真/Fernando Frazão/Agência Brasil)
写真は2月10日(月)、サンチアゴカメラマンが被害に遭ったデモの現場で追悼の意を表明するジャーナリストたち