カテゴリ : 社会
2014年 06月 1日 01:22
5月28日(水)の午後、サンパウロ市議会が投票によって、ホジージオと呼ばれる交通渋滞緩和策の廃止を承認したと現地メディア(「G1」同日づけ)が報じた。
ナンバープレートの末尾の数字によって、車の利用を曜日ごとに規制するホジージオは、渋滞になやまされる大都市サンパウロらしい政策だったが、市民が複数の車を所持するなどして制度に対応。実際には効果はあがっていないと言われていた。
アヂウソン・アマデウ市会議員も、すでにこのシステムは当初の目的の役割を果たしていないと指摘している。
ただし廃案となるかどうかはフェルナンド・アダヂ市長の判断にかかっており、承認されるか、拒否権が発動されるか行方が見守られている。市長が拒否権を行使することを期待する声もあるようだ。
(文/麻生雅人、写真/Felipe Andreiframe)
写真はサンパウロ市内に向かうフランシスコ・モラト大通りの渋滞
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