新発売LOOKチョコレート「ブラジル・コーヒー」と、LOOKチョコレートの意外な歴史
2014年 06月 4日不二家は、6月3日(火)、LOOK(ルック)チョコレートの新アイテムとして12粒ルック「ブラジルコーヒー」を発売した。ブラジルコーヒー味のLOOKチョコレートで、コーヒークリームがミルクチョコレートに包まれている。
味は「ほろにが仕立て」となっていて、LOOKチョコレートのシリーズの中では落ち着いた商品。BRASILではなくBRAZILなのが残念だが、国旗をあしらったパッケージは店頭でも目立っている。
ところで、「LOOKチョコレート」は1962年に発売された不二家のロングセラー商品。発売当初は板チョコだった。
同シリーズは、アーモンド、パイナップル、いちご、メロンなど4種類の果物などの味が楽しめるものが定番として広く知られているが、実は1962年に発売されたLOOKチョコレートの初代商品は、バナナ、イチゴ、キャラメル、コーヒーという4つの味だった。つまりLOOKチョコレートにとってコーヒー味は、原点回帰ともいえる味のひとつ。初代のLOOKチョコレートを知っている方は懐かしい味わいを楽しめるかもしれない。
1966年に初めてフレイバーの入れ替えが行われ、キャラメルとコーヒーの代わりにアーモンドとパイナップルが登場した。以来、この4フレイバーはLOOKチョコレートの定番となった。
このフレイバー・チェンジを行った1966年に「LOOKアーモンド・チョコレート」が登場。LOOKチョコレートに単品味がラインナップされるようになった。その後も「ストロベリー」や、「ブルーベリー・チーズケーキ」など単品味の商品も人気を博してきた。今回の「ブラジルコーヒー」も、12粒すべてコーヒー味となっている。
またLOOKチョコレート「ブラジルコーヒー」は、パッケージを裏返すと箱の内側にはサッカーグラウンドがデザインされている。2箱買ってつなげればグラウンドが完成する。
参考:不二家「LOOKブランドサイト」
(写真・文/麻生雅人)