カテゴリ : column サッカー ワールドカップとブラジル人 社会
2014年 06月 7日 02:56
ワールドカップ間近ということもあって、ブラジル人が、大会参加国チームについてどれくらいの知識を持っているのか? そんなアンケート調査を現地メディア「グローボ・エスポルチ」が行った。
これはテレビグローボがブラジルの街頭でアンケートを行ったもの。日本が含まれる<グルーポC>の国々についてのブラジル人の答えを「グローボ・エスポルチ」(6月4日づけ、電子版)が紹介している。
まずは、ベロオリゾンテで行われるコロンビア対ギリシャ。
コロンビアについて訪れたところ、同じ南米大陸の国であるうえに、世界的に有名な歌手シャキーラの出身国だけあって、ブラジルでの知名度は高かった。
ギリシャについてはあまり知られていない様子だったが、フレンドリーなミネイロ(ミナス州出身の方)は歓迎することだろう、とのこと。
場所がかわって、日本対コートジボワールの会場となるレシフェで同じ質問をしてみると…。
コートジボワールについてもギリシャ同様、あまり知られていないみたいだったが、滞在中は綺麗なレシフェの浜辺を見るようアドバイスをする人も。
親日国でもあり日系人も多く住んでいるブラジル。さすがに日本については知名度は高かった。
しかし、日本のサッカーについては残念ながら、そんなに詳しい情報はない様子。アジアでは強豪かもしれないが世界ではどうなのだろう? という声も。
「ありがとう」や「さようなら」の簡単な日本語は誰でも知っているという。
自分がサンパウロに居たころ、欧米人から「ありがとう」、「さようなら」と声をかけられるとそれなりに親しみを感じることもあったが、あまりしつこく言われると少し違和感を感じたことを思い出す。
ブラジルでは「ありがとう」と「さようなら」(最近では「おもてなし」も?)だけじゃない日本を広く知ってもらえるようになるといいなと思うし、同時に、日本でも、「サッカー」と「サンバ」だけじゃないブラジルがもっと知られるようになると嬉しい。このワールドカップブラジル大会がそんな機会になりますように!
(文/Masao Asano、写真/Fabio Rodrigues Pozzebom/ABr)
写真は2013年6月15日、ブラジリア、マネ・ガヒンシャ・スタジアムで行われたコンフェデレーションズ杯でのブラジル対日本戦
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