2014年 06月 13日 00:52
ワールドカップブラジル大会の開幕戦でブラジルが初戦を勝利で飾った6月12日(日本時間では13日)。ブラジル大使館が開催しているサッカーパビリオンで朝7時頃より、ブラジル式朝食がふるまわれた。
この日、ふるまわれたのは「タピオカ」。マンジョッカ芋(キャッサバ芋)から作られるタピオカ粉で作るクレープ風の食べ物だ。リオデジャネイロなど南東部の都市では公園などで開催される青空市の屋台でもおなじみ。セアラー州、ペルナンブッコ州など北東部では朝食として定番のメニューのひとつ。
フライパンでクレープのようにして作った生地に、チーズやバター、スクランブルエッグなど、好みの具を挟んで食べることが多い。
今回、駐日ブラジル大使館でタピオカを振舞ったのは、フードコーディネイターのヒラタマリさん。マリさんによると、タピオカ粉を一晩水に漬け、翌日、分離した水を捨てたあと、ペーパーで粉の水気をとり、粉が湿った感じの状態で焼くと美味しくできるという。
ブラジルの勝利を祝いながら、日本人、ブラジル人が共にタピオカをほおばりながら語り合った。駐日ブラジル大使館では、ブラジル戦の行われた日の朝に、朝食を振舞う。
次回の朝食サービスは日本時間の6月18日(水)6:00~を予定。
(写真・文/麻生雅人)
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