ディスコ時代を再現。選曲にもこだわった新ドラマ「Boogie Oogie(ブギウギ)」

2014年 08月 6日

ブギウギ

1978年のディスコ時代を舞台にした、テレビグローボの新ドラマ「Boogie Oogie(ブギウギ)」は、時代考証もかなり凝った作りになっている。

男性陣が部屋着で着ている贔屓サッカーチームのユニフォームも70年代なら、ブラジル代表のシャツはもちろん星がまだ3つ。道を行く車も70年代風クラシックスタイルだし、DJが使うミキサーも見たこともないほど古い機材だ。

そして劇中では、当時ヒットした曲を中心に国内外の音楽が流れる。登場人物たちがLPレコードで音楽を聴く場面もふんだんに登場するという。

音楽が重要な役割を果たすドラマだけに、その選曲や音響には緻密なこだわりがあるという。

番組の音楽監督エドゥアルド・ケイロスは1970年代を表現するため、最新の注意を払っている。ドラマの作者フイ・ヴィリェーナ、中心となる監督ヒカルド・ヴァヂントン、グローボ放送網の音楽監督マリオジーニョ・ホッシャらとミーティングを重ねて、約130曲の候補曲の中から、時代を象徴した曲に厳選した。

主題歌はKC&サンシャインバンドの「ザッツ・ザ・ウェイ(アイ・ライク・イット)」。オープニングに流れた瞬間に、視聴者を番組の舞台の時代に誘える力のある曲、として選ばれた。

「ディスコでヒットした曲、70年代を象徴する曲、というのが選考基準です。バリー・ホワイト、コモドアーズ、レディ・ズーなど、象徴的なアーティストはもちろん選ばれています」(エドゥアルド・ケイロス)

こだわりは選曲だけにとどまらず、番組の音響にまで及んでいる。

「当時のディスコでかかっていたような音響で音楽を聴かせたいのです。番組のために作曲と録音をしたインストゥルメンタルのBGMは、70年代風の曲づくりをしただけでなく、録音にはあえて磁気テープを使いました。70年代そのものの音を出すためです」(エドゥアルド・ケイロス)

(次ページへつづく)

(文/麻生雅人、写真/Pedro Curi/TV Globo)
「Boogie Oogie(ブギウギ)」は日本ではTVグローボインターナショナル(スカパー! Ch.514)で8月5日(火)放送スタート(月~金、18時45分ころより)。問い合わせはスカパー!(http://www.skyperfectv.co.jp/channel/premium/detail.html?cid=514)。番組HPはhttp://www.ipctv.jp/。

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