カテゴリ : エンターテインメント 宗教
2014年 08月 19日 18:14
フェスタ・ダ・ボア・モルチの儀式は、同市で19世紀に始まったという。バイーア州観光局によると、この祭りを見に来る観光客は約6000人と目されているという。
アフリカ系ブラジル文化のルーツに敬意を示すとともに、長く続いた奴隷制時代に苦労を強いられた祖先たちを偲ぶ。
儀式は期間中、順を追って行われる。13日は夕方に、ノッサ・セニョーラ・ダ・ボア・モルチの偶像が運び出される。信者たちは白い衣装を身に着けて、信仰の中心となるノッサ・セニョーラ・ド・ホザーリオ教会で祈りを捧げる。
14日は、夜にノッサ・セニョーラ・ド・ホザーリオ教会での祈祷の後、偶像と共に信者による行進が行われる。
(次ページへつづく)
(文/麻生雅人、写真/Getty Images)
写真は共に、8月14日、バイーア州カショエイラ市。ノッサ・セニョーラ・ダ・ボア・モルチの偶像を運ぶ信者
■関連記事
・1番乗り!? エスコーラ・ヂ・サンバ「ヴィラドウロ」が2015年のサンバエンヘードを発表
・W杯に向けて建設された橋など公共設備で、次々と不備がみつかる
・カーニバルに響く、“その後の仁義なき戦い”にも屈しないアフロヘギのソウル
・サンタマルタの住民がファヴェーラの住居移転計画にファンキやヒップホップなどで抗議
・アフロブラジル博物館(サンパウロ)で バイーアの魅力を伝える総合文化展はじまる