32kgのダイエットに成功したミス・サンパウロ候補

2014年 08月 19日

ガブリエリ・メリーロ

8月9日(土)に選出されたミス・サンパウロ。サンパウロ州の各都市から選出された30名の候補が競い合った。

残念ながら優勝はしなかったものの、30名の候補の一人として選ばれていた、サン・マヌエウ市出身のミス・サン・マヌエウ、ガブリエリ・メリーロさん(19)が、なんと32kgものダイエットに成功して同市のミスに選ばれるほどの美を手に入れていたことが分かった。ガブリエリさんが、テレビグローボのトーク番組「エンコントロ・コン・ファッチマ・ベルナルヂス」に出演して自ら語った。

「皆、かつての私を別人だと言います。太っていたころはクジラと呼ばれていました」(ガブリエリ・メリーロさん)

ガブリエリさんが太り始めたのは15歳のころ。原因はほぼ食べ過ぎで、体重は95kgまでになった。やがて着られる服もなくなっていった。

学校でいじめられるため、二度も転校しなければならなかったという。

そんな彼女の運命を変えたのは、知人の結婚式。ダマ・ヂ・オンハと呼ばれる花嫁の世話人に選ばれたことがきっかけとなった。花嫁同様、ドレスを着なければならない立場になった彼女は、裁縫師に相談したがそのままでは着られるドレスがないことがわかり、栄養士に相談して食事制限を試みることにした。

「母は子どもの頃から私にダイエットをしなさいと言い続けていました。私も何度も試みましたがいつも同じでした。でもこのときは効果が現われたのです」(ガブリエラさん)

清涼飲料水や甘いもの、揚げものを摂取することをやめた彼女は、それだけで一か月に11kgも痩せたという。

気を良くしたガブリエリさんは、運動ジムにも通い始めインナーマッスルやエアロビクスにも取り組み始めた。結果、1年で32kg痩せることに成功しただけでなく、彼女は、リバウンドしないで痩せた体型をキープし続けることにも成功した。

「だから私は、一切、美容整形はしていません」(ガブリエリさん)

今では、かつて95kgもあったというと驚かれるほどになった。

これまでガブリエリさんは、ミスコンテストには友人の応援などで観に行く立場だったが、痩せた彼女は周りから、出場を勧められるまでになっていた。

2013年に自ら応募したミス・サン・マヌエウで、見事、優勝を果たした。30地域の候補者から選ばれるミス・サンパウロ2014年で、当初、彼女は30人の候補者の中には入っていなかった。しかし2名が候補から外れたため、繰り上がってガブリエリさんもミス・サンパウロの候補となった。

またガブリエリさんは、ダイエットに関しては家族のサポートはもちろんながら、彼氏のサポートも大きな手助けになったと、「G1」のインタビューに答えている。

「4年間つき合っている彼も、一緒に私のダイエットにつき合ってくれたのです。一緒に出掛ける時は、彼は私にとって余分な分をいつも食べてくれました」(ガブリエリさん)

ダイエットのために通い始めたスポーツジムが好きになった彼女は、ジムへはダイエットのためだけでなく、今ではジムでのトレーニングが楽しいからと、自ら積極的に通っているという。

(文/麻生雅人、写真/Encontro com Fátima Bernardes/TV Globo)
「エンコントロ・コン・ファッチマ・ベルナルヂス」は日本ではグローボインターナショナル(スカパー! ch514)で放送中。視聴問い合わせはhttp://www.skyperfectv.co.jp/channel/premium/detail.html?cid=514まで