ブラジル、統一選挙を応援する有名人
2014年 10月 5日大統領選挙の投票日(10月5日)が近づくに連れ、9月中下旬ごろからブラジルのさまざまなメディアが、音楽家や俳優、スポーツ選手など、その名人がどの候補を応援しているかを報じている。
「G1」(9月21日づけ)は有名人全般が、音楽系カルチャー雑誌「ノイズ」サイト版(9月29日づけ)は音楽家が、どの候補を応援しているかを、紹介している。
現職大統領でもあるジウマ候補(労働者党・PT)を応援している音楽家として、「G1」はアウシオーニ、ベッチ・カルヴァーリョ、シコ・ブアルキ、シコ・セーザル、エウザ・ソアーリス、マノ・ブラウン、オットー、パウリーニョ・ダ・ヴィオラを挙げている。
「ノイズ」はこれに加えてマエストロ・ジョン・ナシリンギ、レシ・ブランダォン、ネウソン・サルジェント、ノッカ・ダ・ポルテーラ、ハッピンウッヂ、セルゲイ、チアトロ・マジコ、トニーニョ・オルタ、を紹介。また同誌は、ラッパーのマノ・ブラウンに関して、2010年にはジウマ氏を応援していたが、最近の雑誌の発言ではジウマ氏に疑問を持っていると語っていると紹介している。
「G1」は俳優でカミラ・ピタンガ、シコ・ジアス、エンリ・カステリ、ウーゴ・カルヴァーナ、オズマール・プラード、パウロ・ベッチの名も挙げている。
ジウマ候補の応援に関しては、9月15日に労働者党(PT)がリオデジャネイロのカーザグランジ劇場で開催したジウマ氏の支援集会に、約100名のアーティストや知識人が参加したことを「オ・グローボ」などが伝えている。
また、ポルテーラのチア・スリッカ、ヴァギネル・チゾ、ヤマンドゥ・コスタ、セルジオ・ヒカルド、コメディアンのベンヴィンド・シケイラ、俳優のセルジオ・マンベルチの名もあったと「オ・グローボ」(9月15日づけ)は伝えている(次ページへつづく)。
(文/麻生雅人、写真/Ichiro Guerra/Dilma 13)
写真上は9月15日、リオデジャネイロ、レブロン。カーザ・グランジ劇場でジウマ候補支援集会に参加したチア・スリッカ(左)、アウシオーニ(中)とジウマ氏(右)