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カトリック最大の行列祭のひとつ「シリオ・ヂ・ナザレー」、ユネスコ無形文化遺産の証書を授与される

シリオ・ヂ・ナザレー2014

毎年200万人以上の信者が集まるというこの大祭は、世界最大のカトリック信仰の行列(シリオ・ヂ・ナザレー執行部による)といわれている。

シリオの期間、ベレン市界隈では本祭をはさんで、9月末ごろから10月末までさまざまな祭典やイベントが行われる。この期間、ベレンの街は祭り一色となり、スーパーマーケットや市場でも、聖母ナザレーを祝うディスプレイが施される。

キリスト教徒にとって聖母ナザレーは数々の奇跡を起こす伝承で知られているという。ポルトガルの貴族フアス・ホウピーニョが命を救われたという伝承が最もよく知られているという。奇跡やご利益で願いが適った人が、お礼の品を行列の際に神輿に奉納する様子もよく知られている。

シリオ・ヂ・ナザレー執行部によると、ブラジルのベレンにおけるシリオの信仰は、1700年に、カボクロとも農夫とも言われるプラシド・ジョゼー・ジ・ソウザが、ムルトゥクーという小川のほとりで小さな聖母ナザレーの像を見つけたという伝説から始まったとされている。

プラシドは像を自分の小屋に持っていったが、数日後、像は消えていた。像を見つけた場所に走って戻ったところ、小さな聖母ナザレー像は初めにその同じ場所にあったという(次ページへ続く)。

(文/麻生雅人、写真/Alessandra Serrão/NID/Comus/Agência Belém)
10月9日、パラー州ベレン。シリオの期間中、ベレン市内はイルミネーションで飾られる。河口には巨大な聖母ナザレー像も浮かぶ

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