ブラジルで新たなエボラの疑いのある患者。ブラジリアの病院が一次隔離閉鎖に

2014年 10月 24日

サンタルシア病院

ブラジリアのサンタルシア病院が10月23日(木)の午前中、エボラの疑いのある患者を受け入れたことにより一時、隔離閉鎖された。

連邦保健局と国立健康監視局(ANVISA)は患者はエボラではなかったと公表、病院の閉鎖は約30分で解除され、通常のサービスを再開した。

病院の広報担当によると、病院に運び込まれたのは、外国籍の国際線のキャビンアテンダント1名。パナマに滞在後、感染症の症状と思われる症状が表われたため同病院を訪ねており、病院は一時、隔離閉鎖の処置を取っていた。

また病院は、この患者はエボラ出血熱が蔓延している地域には立ち寄っていなかったとも発表した。結果的に患者は隔離を解かれ、国際安全保障の規定も発動されなかった。

患者は現在まだ入院中だが健康状態の詳細は明らかにされていない。

(記事提供/Agência Brasil、訳文/麻生雅人、写真/Elza Fiúza/Agência Brasil)
10月23日、ブラジリア。一時閉鎖されたサンタルシア病院