F1ブラジルGP2014、マッサは3位
2014年 11月 10日11月7日(金)から9日(日)にサンパウロのインテルラゴス・サーキットで開催された、F1ブラジルGP。
結果は、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)が優勝。ドライバーズポイントでリードするチームメイト、ルイス・ハミルトンとのポイント差を17ポイントまで縮めることに成功、なんとか最終のアブダビまでチャンプの望みを繋いだ。ハミルトンは終止果敢に攻め続けたが、抜き去ることができなかった。現地メディア(「オ・グローボ」11月9日づけなど)が伝えている。
ハミルトンが2位に続いたことで今シーズン11回目の1-2フィニッシュとなり、1988年にマクラーレン・ホンダのセナとプロストが築いたシーズン記録を塗り替えた。実際は88年時は16レースしかなかったため、今シーズンの19レースと比較すると、同じ条件での記録は塗り替えられていないことになる。
雨天の予報もあったサンパウロだったが、日曜日の午後は晴天になり、路面温度は50℃まで上昇。予想通り、タイヤマネジメントが鍵となるレースになった。
また、インテルラゴスを知り尽くしているブラジル人ドライバーのフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)も母国グランプリに華を添えた。なんと、3位入賞したのだ。マッサが表彰台に立ったことは、インテルラゴスに集まった多くのブラジル人観衆を大興奮させた。
マッサはF1USAGPの決勝レースで4位に入り、上り調子にはあった。また本人もレース直前インタビューでは、マシンの調子が上がってきていることともあり、勝つチャンスがあることを公言していた。
レースの結果は下記。
1- Nico Rosberg (ALE/Mercedes)
2- Lewis Hamilton (ING/Mercedes)
3- Felipe Massa (BRA/Williams)
4- Jenson Button (ING/McLaren)
5- Sebastian Vettel (ALE/RBR)
6- Fernando Alonso (ESP/Ferrari)
7- Kimi Raikkonen (FIN/Ferrari)
8- Nico Hulkenberg (ALE/Force India)
9- Kevin Magnussen (DIN/McLaren)
10-Valtteri Bottas (FIN/Williams)
11-Daniil Kvyat (RUS/Toro Rosso)
12-Pastor Maldonado (VEN/Lotus)
13-Jean-Eric Vergne (FRA/Toro Rosso)
14-Esteban Gutierrez (MEX/Sauber)
15-Sergio Perez (MEX/Force India)
16-Adrian Sutil (ALE/Sauber)
17-Romain Grosjean (FRA/Lotus)
Abandonou:
Daniel Ricciardo (AUS/RBR)
(文/加藤元庸、写真/Andrew Hone/Pirelli)
写真は11月9日、サンパウロのインテルラゴス・サーキット