U-12国際サッカー大会2014、日本が優勝
2014年 11月 19日32ヶ国から、34000校と11000クラブ、10歳から12歳の250万人の子どもたちが参加するダノンネーションズカップというサッカートーナメントがある。FIFA公認の大会で、U-12世界一を決める国際サッカー大会という位置づけがされている。
このトーナメントは、1998年にフランスでサッカー・ワールドカップが開催された後に、ダノンが新たな世界的なサッカーイベントを開催したいという思いで創設、2000年からはじまったそうだ。
ジュニア・サッカー大会ゆえに、勝敗を競うだけのイベントではない。大会を通じて最も重要視されるのは、教育的な観点から子供達がフェアプレイを学ぶことだという。
今大会はブラジルのサンパウロで11月14日から行なわれた。決勝戦は11月16日、アレーナ・コリンチャンスで開催された。現地メディア(「グローボ・エスポルチ」16日づけ)が伝えた。
日本からは「横河武蔵野フットボールクラブジュニア」が出場。
第一ステージで得失点差で、試合では0-0で引き分けたサウジアラビアに競い勝ち、イングランド、ルーマニア、チリを破り、見事決勝でパラグアイを1-0で破って優勝、世界一になった。
開催国のブラジルは第一ステージでロシアに1-0で敗れてしまい、ワールドカップブラジル大会同様苦杯をなめることになり、結果的にランキングで14位となった。
優勝を果たしてランキング1位となった日本は、堅固な守備が勝利の原動力となった。
<ダノンネーションズカップ2014世界大会 日本チームの成績>
グループリーグ :
1-0 オランダ
0-0 サウジアラビア
8-1 アルジェリア
決勝トーナメント:
1-0 イングランド
3-0 ルーマニア
3-0 チリ
1-0 パラグアイ
(文/加藤元庸、写真/Leonardo Lourenço/Portal da Copa)
ダノンネーションズカップ2014の決勝が行われたサンパウロ、イタケラォンことアレーナ・コリンチャンス。同スタジアムでは、ワールドカップブラジル大会の開会式も行われた