クリチーバ市の聖母ホザーリオ教会で階段洗いの儀式行われる

2014年 12月 1日

クリチーバ 聖母ホザーリオ 階段洗い

11月23日(日)、数多くの打楽器が打ち鳴らされる音や歌声に包まれながら、クリチーバ市の聖母ホザーリオ教会で階段洗いの儀式が行われた。同市政府が伝えている。

この儀式はクリチーバ市で黒人意識の日(11月20日)を祝す行事のひとつとして、2009年から行われているという。

階段洗いの行事が行われる前には教会によって平和を願う祈祷が行われた。この祈祷は、カトリックやアフロブラジル系宗教など、信仰する宗教が異なっていても、互いに尊重し合いながら行われた。

儀式にはクリチーバ市のグスターヴォ・フルイチ市長も参加、”オリシャ神の擁護者”という称号を信者たちから送られた。

グスターヴォ・フルイチ市長は「皆がここに集い、こうして祈りを捧げられることは大切なことです。これはクリチーバ市の歴史です。参加している各宗教のリーダーたちにもお礼を申し上げます。この集まりは、皆が一緒になって、共に愛や寛容について語り合える場です。少なくとも私が市役所にいる間は続けてほしいと願っています」と語った。

(文/麻生雅人、写真/Maurilio Cheli/SMCS)
写真は11月23日、パラナ州クリチーバ市ラルゴ・ダ・オルデン地区の聖母ホザーリオ教会