ブラジルでクリスマス用食品の重量表示虚偽調査を実施。虚偽発覚の11件中7件がパネトーニ!

2014年 12月 14日

パネトーニ 重量偽装

12月のブラジルはクリスマス手当のシーズン。財布の紐が緩くなりがちなこの時期に、サンパウロ計量測定院(IPEM)から消費者に対して警告が出た。

TVグローボが12月12日にニュース番組「ボンジーア・ブラジル」で報じたところによると、クリスマス用食品の約20%に虚偽の重量表示があったという。

クリスマスシーズンを前にパネトーニ(パネトーネ)、ビスケット、ドライフルーツ、スパークリングワインなど、市中に流通するクリスマス用食品約100種類がIPEMに持ち込まれた。11日に計量が終了した55品目のうち、約20%の食品が表示されているグラム数に満たなかったという。

本件調査のコーディネイターによると、特に問題が多かったのはパネトーニで、表示グラム未満だったクリスマス用商品11件のうち、7件がパネトーニだった。

消費者は購入するまでのどのタイミングでも計量する権利がある。虚偽表示が心配な場合は計量することができる。内容量500グラムのパネトーニであれば、パッケージが50グラムなので、秤に載せたときは最低でも550グラム以上でなければ重量未満となるとのこと。

(文/原田 侑、写真/Reprodução/「Bom Dia Brasil」/TV Globo)
TVGloboのニュース番組「ボンジーア・ブラジル」は日本ではグローボインターナショナル(スカパー 514ch)で放送中)