女性商店主、危機一髪。ブラジャーが銃弾から命を守る
2015年 02月 11日TVグローボが2月5日、番組「ジョルナウ・オージ」で伝えたところによると、パラー州ベレン市の路上で流れ弾に当たった女性が、ブラジャーのおかげで無傷だったという。
女性はベレン市郊外で商店を経営しており、銃撃は彼女の店の近所で起こった。ある別の女性が銃を持った男に携帯電話を盗まれた。その女性が当時のことをこう証言している。
「強盗はリボルバーを取り出し、私の携帯電話を盗みながら『近づくな』と言ったわ。で、私が『ドロボー!捕まえて!』と叫んだら強盗は振り返って撃ち始めたの」
その流れ弾が、通りの反対側にいた女性、イヴェッチさんに当たったのだ。
流れ弾に当たった時、イヴェッチさんと夫はちょうど別の店から出てきたところだった。弾がイヴェッチさんに当たるのを見た夫は「妻はもう死んだ」と思ったという。
銃弾を受けて帰宅した時のイヴェッチさんと夫の姿を防犯カメラがとらえていた。夫に支えられながら店に入ってきたイヴェッチさんは左胸を押さえている。
「2発目の銃声を聞いた時、自分の夫が『救急車を呼んでくれ。妻が心臓に銃弾を受けた』といっているのが聞こえた。私は『いやいや、私はなんともないわよ。血も出ていないし』と答えたら、夫は『俺は見たんだ。銃弾がお前に当たるところを』と言うのよ。でも私は痛いところもまったくないし」(イヴェッチさん)
幸い、弾はブラジャー左胸のワイヤーに当たって止まっていた。落ち着いてから念のため病院で検査を受けたが、怪我もまったくなかったという。
イヴェッチさんは無事だったが、強盗は今も武器を持ったまま逃走中だという。
(文/余田庸子、写真/Reprodução/TV Globo)
写真は銃弾とイヴェッチさんのブラジャー、「ジョルナウ・オージ」より。TVグローボの番組はIPCTV(グローボ・インターナショナル)で放送中。視聴のお問い合わせは、080-3510-0676 日本語対応ダイヤルまで