ポルトガル語サイト「IPC Digital」 のFacebookページ、日本のオンラインメディア部門統計で10位に

2015年 02月 14日

IPC Digital

Facebook関連の統計分析を行うsocialbakers社が公表している「日本におけるFacebook統計」の「オンラインメディア部門」ランキングで、主に日系ブラジル人に向けて発信されているポルトガル語情報サイト「IPC Digital」のFacebookページがベスト10にランキングした(2月13日現在)。

socialbakers社は世界中のFacebookページ関連のSNSの統計、分析を行っている情報サービス企業。契約すると、Facebookページの利用者数や閲覧者の傾向(年齢、性別、閲覧時間など)などの分析結果だけでなく、競合企業のページとの比較なども知ることができる。

同社は定期的に、世界各国のFacebookページのデータを公表しており、「IPC Digital」が「日本におけるFacebook統計」の「オンラインメディア部門」で10位にランキングされた。

このランキングは同部門ページのファン数を比較したもので、ベスト5は、1位Yahoo! ニュース(200831)、2位 Huff Post Japan(184 241)、3位 XO Japan(153045)、4位 朝日新聞(Tha Asahi Shimbun)(145939)、5位 Yahoo! 天気・災害(91557)だった。

また同サイトは、ファン数の増加数が多いページを「最も成長しているFacebookページ」として紹介しているが、2015年1月から2月13日現在の週まで、「IPC Digital」は4位にランクインしている。

「最も成長しているFacebookページ」1月の統計の1位はHuff Post Japanで6563ファン増。2位がYahoo! ニュースで3223ファン増、3位が朝日新聞(Tha Asahi Shimbun)で2678ファン増だった。

近年、日本への定住や、帰化を考える日系ブラジル人も増えてきた。銀行で住宅ローンを組む際に日本国籍の方が審査が通りやすいというのも、彼らが帰化を決心する理由のひとつのようだ。

とはいえブラジル人の人口は現在、約190,000人だといわれており、一般的な日本のマーケットの中でブラジル人コミュニティ向けのサービスが際立つことは困難だ。

そんな中で、日本で暮らすブラジル人向けのメディアがベスト10入りを果たしたことに、IPCワールドで働くブラジル人たちは歓喜。まさに今週末にパレードが行われるリオのカーニバルさながらの盛り上がりを見せた。

「IPC Digital」(http://www.ipcdigital.com/)では、長淵剛が富士山麓で10万人オールナイトコンサートを行う話題など、日本でおきている出来事も数多くポルトガルで紹介している。ポルトガル語を勉強している方にも役立つかも!?

socialbakers社のサイトはhttp://www.socialbakers.com/。

(文/加藤元庸、写真提供/IPC Digital)

著者紹介

加藤元庸 Motonobu Kato

加藤元庸 Motonobu Kato
1980年代後半にインディーズ映画制作会社エンボディメントフィルムズを創設。後にワーナーブラザースで宣伝に関わった後、ロスアンゼルスで多くの映画製作に携わる。 カナダやメキシコでのロケ地経験を通して、ブラジルで日本のCM制作に関わり、ブラジルに魅せられる。「TVグローボ」の日本キー局アイピーシーワールドに参加。リアルなブラジルの慣習と日々闘いながら、新プロジェクト開発部長として勤続中。
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