2015年サンバカーニバル、美女ダンサー・パフォーマー写真集ポルトアレグリのエンサイオ「ムアンバ」編
2015年 03月 1日カルナヴァウも終わり、ブラジルではクレズマ(四旬節)が始まっている。クレズマ(四旬節)とは、パスコア(復活祭)を迎えるための準備を行う期間。
クレズマ(四旬節)の期間は祝い事や肉食を自粛する習慣があったという。このクレズマ(四旬節)は、パスコア(復活祭、英語圏でいうイースター。2015年のパスコアは4月5日(日))から日曜日を除いて40日遡った”灰の水曜日”からスタートする。
“灰の水曜日”には断食も行われていたという。こうした節制の習慣は、教会など、今も行わっているところもあるようだ。この、”灰の水曜日”の前の4日間(かつては3日間だった)、断食や節制を始める前に、肉を食べ祝祭を行った”謝肉祭”が、カトリックなどにおけるカルナヴァウ(カーニバル)といわれている。
今でもブラジルでは、カルナヴァウの日程はこのしきたりに則り、毎年変動するパスコア(復活祭)の日を基準に決められている。とはいえ、カルナヴァウの祭自体は、必ずしも厳密な宗教的な要素が反映されているとは限らない。毎年1月末~2月上旬のサマーシーズンがはじまるころには、カルナヴァウにまつわるさまざまなイベントが繰り広げられ、カルナヴァウ気分が盛り上がる。
2015年のカルナヴァウや関連するイベントは、ブラジル各地で今年の”灰の水曜美”である2月18日まで、賑やかに開催された。
2月7日、リオグランジドスウ州ポルトアレグリ市のパレード会場コンプレクソ・クゥトゥラウ・ポルト・セッコ。カルナヴァウのパレードに出場するエスコーラ・ジ・サンバ(サンバ団体)が2日間に渡って一堂に会して予行演習を行うイベント(通称「ムアンバ」)より。
(写真/Ricardo Giusti/PMPA)