「モニカの仲間たち」、モニカの誕生日は3月ではなく2月!?

2015年 03月 28日

モニカの仲間たち

ブラジルで国民的な人気を誇るまんが「モニカの仲間たち」のアニメ版が、TVグローボの海外放送グローボ・インターナショナルを賑やかにするために帰ってくる。

「モニカの仲間たち」は、人気漫画家マウリシオ・ヂ・ソウザが娘のモニカさんをモデルに、1963年に生んだキャラクター。

「フォーリャ」紙の四コマまんがに初めて登場したのが1963年3月3日。現在「モニカの仲間たち」にも登場、モニカのボーイフレンドという設定の男の子セボリーニャを主人公にしたまんがへの出演だった。

公式記録としてのモニカの誕生日は、このまんがに登場した1963年3月3日とされているが、実はモニカが世に出たのはその少し前、2月11日のこと。同日の「フォーリャ」紙の表紙にマウリシオ・ヂ・ソウザが描いた、数名の子どもたちが行列しているイラストの中にモニカは登場している。

モニカの初登場が公式記録よりも古いことを「フォーリャ」紙自身が報じたのは、モニカ50周年を祝う2013年2月23日づけの同紙上でのことだった。

また、マウリシオ・ヂ・ソウザは日本との関係が深いことでも知られており、故・手塚治虫氏と深い友情で結ばれていたのも有名なエピソードだ。2013年には「ブラジルにおける日本文化の紹介及び対日理解の促進に寄与」した功労で、秋の外国人叙勲・旭日小綬章を受賞をしている。

2014年には、伊勢丹新宿店で開催されたブラジルフェア「Abraços do Brasil ! ~ブラジルの抱擁~」のために来日、サイン会を行っている。

15分のエピソードを2本、毎週放送される予定。放送はアメリカ合衆国では3月28日から、ヨーロッパ、日本、アフリカでは29日からスタートする。

グローボ・インターナショナルの問い合わせはIPCTV 080-3510-0676 日本語対応ダイヤルまで。

(文/麻生雅人、写真/Divulgação)
「モニカの仲間たち」から、主人公モニカ(左)とセボリーニャ(右)