リオ市の地下鉄、集団強盗に襲われる。市は警備員を増強

2015年 03月 28日

リオ地下鉄

(3月)25日の午後10時半、リオ市の地下鉄で集団強盗が起こり、乗客が被害に遭った。

事件は同市を南北に走る1号線で起きた。少なくとも1人が武装した5人組が、ジェネラル(ジェネラウ)・オゾリオ駅(リオ市南部イパネマ区)方面にむかって走っていた地下鉄車両がグロリア駅を過ぎたところで「強盗」を名乗り、乗客の携帯電話、財布を含む私物を奪った。

5人組はカテーテ(カテッチ)駅で下車して姿をくらまし、少なくとも7人の被害者がボタフォーゴ区の警察署に被害届けを出した。

ルイス・フェルナンド・ペゾン・リオ州知事(民主運動党・PMDB)は26日午後、州保安局長にこの事件を優先的に捜査するよう命じ、「地下鉄の運行を担当するメトロ・リオにもパトロールを強化するように要望を出した。我々もあらゆる形で協力する」と表明した。

リオ市の地下鉄ではわずか13日前の3月12日にも、同じ1号線のイパネマ方面行きで類似の犯罪が起きている。

メトロ・リオは公式文書で、年内に、防犯カメラの設置されていない旧式車両すべてと、各駅構内の通路に防犯カメラを設置すると発表。また3月12日以来、警備員を10%増員したことも明らかにした(27日付エスタード紙より)。

(記事提供/ニッケイ新聞、写真/André Gomes de Melo/GERJ)