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「全て事実。後悔している」。デカセギ二人組殺人事件、被告一人が供述、犯行認める。代理処罰申請6件目に進展

被告人尋問は、二人に対して同時に行われる予定だったが、25日の尋問に出廷しなかったイトウ被告は、サンパウロ州アンドラジーナの刑務所に移送されており、同被告の尋問は8月11日に予定されている。

イトウ被告が出廷しなかった理由を、閉廷後に取材に応じたイトウ被告のヴァンデルレイ・ダ・シウバ弁護士は、「移送先の刑務所に、今日尋問があるという情報が伝わっていなかった。裁判官も今日初めて(移送を)知ったと聞いた」と説明した。「(訴訟の進行が)またこれで遅れた」と肩をすくめた。

「30年検察官をやっているが、ここまで詳細に、明確に供述をした被告は珍しい。事実を否認すると思っていたので、驚いた」。

ジョゼ・カルロス・コセンゾ検察官はメディアの取材にこう答え、「おそらく、良心の呵責に長年悩まされていたのだと思う」との見解をのべた。

今後の訴訟の進行については、「イトウにはもう逃げ道がない。フクダがここまで細かく供述した上で罪を認めたのだから、陪審裁判は確実。証拠もある」と話した。

ただし手続き上は、イトウ被告の尋問終了後、裁判官が陪審裁判を行うか否かを決定し、陪審裁判が決定した場合、被告側から反論がなければ、公判期日が指定される。また、証人3人の尋問も残っている。

共同通信によれば、この事件では川上さんの殺害を依頼したとして殺人罪などに問われた双子の弟・池辺哲守(いけべ・てつお)受刑者の無期懲役が確定しており、暴力団組員ら計7人が逮捕されている。

フクダ被告は、この事件に関わった人物として他のブラジル人の存在を挙げたが、本名は知らないといい、「ペドリーニョ」「カショーホ」という通称で呼ばれていたと証言した。ペドリーニョと呼ばれた男は「捕まっているのでは」と答えた。

また、「この犯罪の仲介人だった」と説明したデニスという男については、「ブラジルにはいないと思う。事件後に大分経ってから日本で捕まったはず」と話した。

(記事提供/ニッケイ新聞)

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