日本を訪れるブラジル人を対象に数次ビザ発給へ

2015年 06月 8日

ブラジル人に数次ビザ発給

日本の外務相は6月5日、6月15日よりブラジル国内に居住するブラジル国民(一般旅券所持者)に対する短期滞在数次ビザの発給を開始することを決定したと発表した。

このビザ発給は、安倍晋三内閣総理大臣が2014年8月にブラジルを訪問した際、二国間の交流促進に資する取組として本件数次ビザを導入する旨を発表したことを受けて行うもの、とのこと。

外務相は、有効期間内なら何度でも出入国ができる数次ビザの発給により、日本へのブラジル国民観光客の増加、ビジネス面での利便性の向上など、日ブラジル間の交流が一層発展することが期待されるとしている。

「ブラジル国民(一般旅券所持者)に対する短期滞在数次ビザ」の受給対象者は「一定要件を満たしたICAO標準の機械読取式一般旅券又はIC旅券を所持する者」で、滞在期間は15日又は30日、有効期間は最大3年となるという。

(文/麻生雅人、写真/Wilson Dias/Agência Brasil)
写真は2014年8月1日、ブラジリアの大統領府。安倍首相はジウマ大統領と会談、覚書等文書発表式及び共同記者発表を行った