エリス・レジーナの生家で、生前のエリスの親友と出会う

2015年 06月 12日

エリス・レジーナの生家

日本でも人気があり、多くのファンに愛されている歌姫エリス・レジーナ。彼女が、故郷から巣立つまでの日々を送った生活の場がこちら、ポルトアレグレ郊外の街。地元ではヴィラ・ド・イアピとして知られてます。

ポルトアレグレの都心から私が住んでる家に向かう、ちょうど中間地点にあります。

彼女が住んでいた通りはリオパルド21通り。緑が多い閑静な住宅地です。家の前にある広い運動公園にはサッカー、フットサル、バスケのコートがあって、周囲の住民の運動と憩いの場でとなっています。ジョギングや犬の散歩をしている人を結構見掛けました。

かつてのエリスの家には、現在ほかの家族が住んでます。お隣さんに会ったので挨拶したら、その方、ドナ・マリアさんはエリスの親友だったそうで、子どもの頃、よく一緒に遊んでいたそうです。色々と思い出しながらエリスのことを話してくれました。

エリスの親友

今はこうやって玄関先で景色を眺めながらシマハォン(ガウショが愛飲するお茶)を飲むことが日頃の楽しみだとおっしゃってました。

こぼれ日が射して気持ちがいい昼時。

美味しい空気に包まれて、ゆっくりと過ごす時間。最高ですね。もしエリスが生きていたら、こうやってお隣同士、玄関先でシマハォンを味わっていたのかもね。

この日は生前エリスと直に関わっていた人に会えて感激。

帰路、公園の中を歩いていたら多くのサビアーが飛び交ってました。

サビアーはブラジルの国鳥で、とても歌が上手いことで有名です。エリスのように激しく羽ばたき、唄い続けてます。エリスもまだまだ人気のある不死鳥です。

サビア―

(写真・文/土居 清光エミリオ、記事提供/土居 清光エミリオFacebook
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著者紹介

土居清光エミリオ Emilio Kiyomitsu Doi

土居清光エミリオ Emilio Kiyomitsu Doi
神奈川県横浜市生まれの浜っ子。7歳のときに、父が描いた夢と共に家族でブラジルに移民。約1か月の船旅でサンパウロに上陸、以降11年間サンパウロで生活を送る。その後、一度日本に帰国するも、多感な思春期の頃を過ごしたブラジルでの生活が忘れられず、再移住を決意。現在、念願の永住権を取得してガウーショに囲まれながらリオグランジドスウ州で生活中。

Facebookでブラジルのさまざまなことを紹介中( https://www.facebook.com/kiyomitsuemilio.doi )。
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