アサイー、バクリ、プリプリオッカ…。アマゾンの恵みを使ったブラジルならではのクラフトビール
2015年 06月 15日日本橋三越本店で開催中の「BRASIL FANTÁSTICO! 祝彩楽園 ブラジル」がいよいよ6月16日(火)までとなった。
こちらでは、本館1階中央ホールで「ブラジルコーヒーフェア」が開催されているほか、本館2階 ニューヨークランウェイでは「〈オスクレン〉トートバッグ(三越伊勢丹限定カラー)」が販売されている。
「ブラジルコーヒーフェア」会場では、ブラジルのワインやクラフトビールも販売。三越伊勢丹のブラジルウィークの名物となりつつある、日本では入手しづらいコロラードやアマゾンビールといったクラフトビール・ブランドが並んでいる。
伊勢丹新宿店では早い時期に売り切れたコロラードの「ヴィシュヌ」、「アッピア」、「ドゥモワゼル」や、アマゾンビールの「レッドエール プリプリオカ」、「フォレスチ(フォレスト)・バクリ」、「スタウチ(スタウト)・アサイー」も、こちらの売り場では販売中。
1995年にサンパウロ州ヒベイラォン・プレットに設立された「コロラード/コロラド」のビールは、厳選された麦芽とホップに加え、マンジョッカ芋、サトウキビから作った黒糖、コーヒー、蜂蜜、カスターニャ・ド・パラー(ブラジル・ナッツ)など、ブラジルならではの素材や、グアラニー帯水層とよばれる地下水を使った、まさに“ブラジルの味”を追求したクラフトビールだ。
ヒベイラォン・プレットに古くから伝わるビール醸造法を土台にしながら、ヨーロッパやアメリカ合衆国などから伝わった新しい技法も取り入れて、ブラジル人のアイデンティティを活かしたビール造りを心がけている。
「Appia(アピア)」は、コロラードの定番でもあるハニー・ウィート・エール。大麦、麦芽、小麦、ホップ、蜂蜜、マラクジャ(パッションフルーツ)も材料に。こちらもブラジル・ビール・フェスティバル2013で銅賞を受賞。
「Demoiselle(ドゥモワゼル)」は輸入モルトとアウタ・モジアーナのコーヒーを使った、味と香りが独特なビール。2008年にブラジル国内の「プラゼーリス・ダ・メーザ」で最優秀ブラジル産ビール、2008年と2013年にドイツの「ヨーロピアン・ビール・スター」でそれぞれ金賞、銀賞を獲得した。また2012年には国際味覚審査機構(iTQi)でも入賞している。
「Vixnu(ヴィッシヌ)」は、黒糖を原料に加えたインペリアル・インディアペールエール。マラクジャや柑橘類の香りも特徴。2012年のアメリカ・ビール・カップで金賞を受賞。
また、今年初上陸したクラフトビールもある(次ページへつづく)。
(写真・文/麻生雅人)