サンパウロ地下鉄の駅で「忘れもの展」開催。コスプレ下着や入れ歯…こんなモノも!?

2015年 06月 15日

地下鉄忘れ物展

TVグローボが6月12日、番組「ジョルナウ・ナシオナウ」で伝えたところによると、サンパウロ市の地下鉄の駅で一風変わった展示が注目を集めているという。

その名も、「忘れもの展」。名前の通り、地下鉄の駅や車内に置かれた忘れ物を並べて展示したものだ。

同市の地下鉄利用者は一日約470万人で、毎月約6000件の忘れものが社内にあるという。

この40年間に地下鉄の忘れ物保管室に持ち込まれたものをショーウインドウに入れて展示している。傘、本、眼鏡、カバン、携帯電話などの日用品のほかにユニークな忘れものが展示されている。

テレビ、トランペット、ダイヤル式の電話、ポラロイドカメラ、旧式の髭剃り、車いす、コスプレ下着、入れ歯など、忘れるに至ったいきさつに頭をひねるものもある。

ちなみに、忘れもののうち25%は本人のもとに戻るという。忘れものは2か月間保管され、2か月が過ぎたものは寄付に回されるとのことだ。

(文/余田庸子、写真/Reprodução/Jornal Nacional/TV Globo)
写真は「ジョルナウ・ナシオナウ」より、「忘れもの展」の展示物。TVグローボのニュース番組はIPCTV(グローボ・インターナショナル)で放送中。視聴のお問い合わせは、080-3510-0676 日本語対応ダイヤルまで