ブラジルには、社会的な問題を保守的に考える人が多い!?
2015年 07月 25日4.「レイプであっても中絶の合法化に同意しない」・・・44%
中絶の合法化に賛成するブラジル人は、たったの15%。回答者の約70%が、いかなる状況でも反対だと回答しているという。
レイプによる妊娠の例では、44%が中絶に賛成、44%が反対と、結果が分裂した。D、Eクラスの人々においては、レイプの場合でも中絶に反対する人が51%、いかなる状況でも反対する人が75%と、より中絶の合法化を嫌がる傾向にあるようだ。
年齢別では、25歳から34歳のブラジル人の若者は、賛成する人のほうが半数を超えたという。
(次ページへつづく)
(文/柳田あや、写真/Fernando Frazão/Agência Brasil)
写真は2015年5月28日、リオデジャネイロ市のプラッサキンジ。フェミニストのグループは、中絶が非合法であるために、やむなく安全ではない中絶や違法中絶で命を落とした女性がいる実例を紹介。中絶の合法化を訴える運動を行った