サンパウロで第43回ワールド・スキルズ(技能五輪国際大会)開催

2015年 08月 15日

第43回技能五輪国際大会

8月11日(火)からサンパウロで第43回ワールド・スキルズ(国際技能競技大会)が開催された。同大会は日本では技能五輪国際大会として知られている。大会は16日(日)まで。

代表選手は、大会を主催するワールドスキルズ・インターナショナル(WSI)の加盟団体である中央職業能力開発協会により選定・決定される。日本の厚生労働省が広報した同協会の発表によると、日本からは今大会に40職種45名の日本代表選手が派遣されているとのこと。

ワールドスキルズは、世界各国の技能労働者たちが、職業に繋がる技能を競いあうコンペティション。1950年にはじまり、2年に1度開催されている。初年度は提唱国スペインと隣国ポルトガルによる大会だったが、年々参加国が増えていった。日本は1962年に開催された第11回大会から参加しているとのこと。

ワールドスキルズ

競技種目は、第39回大会の開催地となった静岡県によると、「コンピュータプログラミング、パソコン組立て、ホームページ作成、洋裁(基礎)、洋裁(応用)、電子機器組立て及びテスト、英文ワープロ、フラワーアレンジメント、写真撮影、紳士服仕立て、木彫、籠製作、家具製作(基礎)、家具製作(応用)、電子回路接続、機械組立、ポスターデザイン、貴金属装身具、英文DTP、機械CAD、建築CAD、データベース作成(基礎)、データベース作成(応用)、精密板金、義肢、歯科技工」など。その他、料理や美容に関する技能種目もある。

同大会の開催目的は、中央職業能力開発協会によると「参加各国における職業訓練の振興と青年技能者の国際交流、親善を図る」ことにあるという。11日(火)、イビラプエラ体育館で開会式が行われ、大会はアニェンビ・エキシビションセンターにて12日~15日に開催された。16日には閉会式が行われる。

(文/麻生雅人、写真上/WorldSkills、写真下/José Paulo Lacerda/CNI)
写真上は8月11日に開催された開会式。写真下は12日、大会の1日目