フレスコボール ジャパンオープン2015を終えて(前編)

2015年 08月 20日

フレスコボール ジャパンオープン

一番の課題は、なんといっても資金繰りでした。

実は、ジャパンオープン2015は、昨年末の段階で、TOTOのスポーツ振興基金助成の申請をしており、大会運営費の多くをその助成金で賄う計画でした。

今回の大会は、日ブラジル外交関係樹立120周年の記念事業の認定を外務省より受けていることと、また、駐日ブラジル大使館や三浦市からも後援として名義を頂くことが出来ていたので、満額とは言わずともいくばくかの助成金が下りるのではと考えておりました。

しかし、メキシコから帰国後、助成金を管轄する日本スポーツ振興センター(JSC)からは「過去に同様の大会実績がない」という “ごもっとも” な理由で申請却下の連絡をもらうことになります。

これには非常に困りました。

大会スポンサー獲得にも動いておりましたが、まだ見ぬ初めてのスポーツで五輪を控えた “リオ発祥のスポーツ” ということで、興味は持ってもらえるのですが、協賛頂ける企業獲得は困難を極めました。

そこで、大会規模を国内選手を中心とした規模に縮小をすることになるのですが、外交関係樹立120周年の記念イベントでもあるので、なんとかブラジルのトップ選手を招聘して、日本で、あの迫力ある本場のプレーを見たい! その思いで、開催を目指すこととなりました。

次に問題になったのは、いったいどの選手を招聘するかという問題でした(後編へつづく)。

(文/窪島剣璽、写真提供/日本フレスコボール協会)
写真は駐日ブラジル大使館から届けられたレター

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著者紹介

Kenji Kuboshima 窪島剣璽

Kenji Kuboshima 窪島剣璽
東京都渋谷区在住、一般社団法人日本フレスコボール協会(JFBA) 会長、株式会社凌芸舎 代表取締役社長。1998年大学卒業後、大手IT専門商社に入社、その後、2005年株式会社ライブドアに入社し、検索エンジン事業、オンライン広告の統括を行う。その後、ジェイ・リスティング株式会社(現LINE Business Partners株式会社)の代表取締役に就任。

2013年LINEのブラジル進出時のプロジェクトに参加し、ブラジルに初渡航。ブラジル滞在中に日本ではまだ見ぬビーチスポーツ「フレスコボール」と出会い、帰国後、一般社団法人日本フレスコボール協会を設立。2014年のブラジルワールドカップイヤーに一般社団法人日本フレスコボール協会を本格始動。インターネット事業、スポーツマーケティング事業を手掛ける株式会社凌芸舎では、夏季シーズンは、神奈川県三浦海岸にて、海の家「夏小屋」の経営も行っている。

一般社団法人日本フレスコボール協会 http://www.frescoball.org/
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