リオでアルゼンチンの国民的人気漫画マファルダ展を開催

2015年 09月 6日

マファルダ

「彼女ほど重要な存在はありません。私もマファルダで読み書きを覚えました。私の世代だけでなく私の父である漫画家カロイの世代にとっても、キノは偉大な先生でした。世の中が複雑になるにつれてユーモアも複雑になっていきましたが、マファルダは無邪気なユーモアが描かれた最後のまんがです」(トゥッテ)

この展覧会は昨年(2014年)、アルゼンチン国内でマファルダの生誕50年を祝して開催されたもので、国外での公開はこれがはじめてであると、キュレイターを務めるフディス・ゴシエルさんは強調した。

「国立図書館ではじまり、いくつかの州を巡回していますが、国外に出たのはこれがはじめてです。マファルダは、今も輝きを失っていません。それは、幼少期から学習プログラムで接するなど人々の人生に密接にかかわっているためでもあり、作品に込められた、50年以上も前にキノが描いたより良き世界を願う思いのためでもあります」

展覧会「マファルダ・ナ・ソパ」は10月24日まで開催され、火曜~日曜まで11時~19時に見られる。会場はリオデジャネイロ市の旧市街区(セントロ)、ヴァルガス大統領大通りに面したリオ州立公園図書館にて。入場無料。

マファルダ

(記事提供/Agência Brasil、写真/Tânia Rêgo/Agência Brasil)

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