ブラジル人の年間アルコール摂取量、好みのお酒の種類は?

2015年 09月 28日

デヴァッサ

ブラジル人は大酒飲みか、あまり飲まない? あなたはどんなイメージをお持ちだろうか。現地メディア「エザミ」が、ブラジル人とアルコールとの関係についての統計を公表した。

調査は、WHOが発表した「Alcohol and Health 2014」、LENAD(アルコールとドラッグの国勢調査)をもとに作成されているという。それではさっそく、統計をながめてみよう。

「ブラジルでのアルコール消費の状況(ハッピーアワーを除く)」。

ブラジル人の年間アルコール純摂取量=8.7リットル。これは、ビール500缶に相当するとのこと。

「性別年間アルコール摂取量」

男性=13.6リットル 女性=4.2リットル
男性の摂取量はビール700缶以上に相当、女性の3倍以上と圧倒的に多い。

「ブラジル人が好むアルコールの種類は?」

ビール 60%
蒸留酒 36%
ワイン 4%

「いつ、どのようにブラジル人は飲酒する?」

酔っ払うことが少なくとも月に一度はあると答えたブラジル人男性=20.7%
少なくとも週に一回は飲酒すると答えた人=53%
15歳になる前に初めて飲酒した人=22%
これまで一度も飲酒したことがない人=21.9%
ブラジル人男性による飲酒運転が原因で起こった交通事故=18%

一方、世界では…アルコール摂取が原因で死亡する人の数は、年間330万人にのぼり、全死亡の5.9%にあたるという。

また、飲酒後に運転すると答えたブラジル人は成人の約4分の1と、一般的にブラジル人はアルコールの摂取量は少量であるものの、この点においては世界平均を上回るという結果になったと、エザミは述べている。

(文/柳田あや、写真/BemDevassa)