ファーヴァを食べよう

2015年 10月 12日

ファーヴァ

出張でレシフェ(ヘシーフィ)に行った時、ランチタイムに「ファーヴァ(Fava)を食べよう」ということになりました。

会社があるリオマールというショッピングセンターの近くにファーヴァの専門店があるということで、ブラジル人5人と一緒に行ってきました。

ファーヴァを食べようといわれても聞いたことがない名前だったので、どんな料理か教えてもらいました。すると、ブラジル人の一人が「大きい豆のフェイジョアーダみたいなもんだ」ということを教えてくれました。

連れられて行ってみると、そこは以前にも一度、MBAクラスの忘年会で来たことがあったレストランでした。可愛らしいイモのようにみえるマスコットが目印のレストランです。

「ああ、このレストラン知ってる。イモのマスコットがあるレストランだね」というと、それを聞いた同僚が「いや、これがファーヴァなんだよ」と教えてくれました。後で、辞書を調べて分かったのですが、ファーヴァとはソラマメのことだったのです。

注文したファーヴァの料理が出てきました。石焼鍋の中の料理はまだグツグツ音を立てて見るからに美味しそうです。豚の角煮(シャルキ)がトロトロでとても柔らかいです。

ファーヴァ

フェイジョアーダに比べると、豆一粒の大きさがケタ違い。左上にある通常の豆と比べると違いが分かりやすいです。

ファーヴァ

フェイジョアーダに比べると、豆が大きい分、豆の味がしっかり味わえる濃厚な料理でした。味付けも肉の量もヘヴィーなので、食後は若干胃がもたれて午後の仕事に支障が出そうな感じです。美味いことには間違いありません。

(写真・文/唐木真吾)

著者紹介

唐木真吾 Shingo Karaki

唐木真吾 Shingo Karaki
1982年長野県生まれ。東京在住。2005年に早稲田大学商学部を卒業後、監査法人に就職。2012年に食品会社に転職し、ブラジルに5年8カ月間駐在。2018年2月に日本へ帰国。ブログ「ブラジル余話(http://tabatashingo.com/top/)」では、日本人の少ないブラジル北東部のさらに内陸部(ペルナンブーコ州ペトロリーナ)から見たブラジルを紹介している。
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