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パールジャムが廃水ダム決壊事故の被災地に10万ドルを寄付

パールジャム

コンサート会場にいた人々によれば、エディーはベロオリゾンチでのショーのギャラを被災地マリアナ市の被災者に寄付する、と述べたという。また、パールジャムとして災害からの復旧のためにファンドを設立するとも伝えたという。

パールジャムのブラジルツアーに同行している記者によると、ツアーから得た収益の一部をファンドに拠出するのだという。ヴァーリと豪BHPの出資を受け、決壊したダムの管理を行っているサマルコ社は意思表示の自由を尊重すると述べた。

今回のコンサートはパールジャムがベロオリゾンチ市で初めて行ったものだった。雨の中、何万人もの観客が会場に集まった。

ポルトガル語での発言のあと、バンドは「ドゥ・ジ・エボリューション」を演奏した。この曲は人類が進化とともに強欲になっていく様を歌っている。

歌詞にはこんなフレーズが含まれている。「この星は俺のもの、この星は自由だ この星は俺の意のまま、それに責任も問われない。なぁお前、これが進化というものなんだよ」。

サマルコ社 ダム決壊事故

サマルコが管理する鉱山廃水ダムは11月5日に決壊し、マリアナ市のベント・ホドリゲス地区は壊滅、アグアス・クララス地区、ポンチ・ド・ガマ地区、パラカトゥ地区、ペドラス地区、バーハ・ロンガ市とドーシ川も甚大な被害を受けた。汚染された泥土はミナス州東部とエスピリトサント州の数十の町に到達した。

パールジャムはコンサートオン中で11月13日に起こったパリでの同時テロについても触れ、パリでテロに巻き込まれたイーグルス・オブ・デス・メタルの「アイ・ウォント・ユー・ソー・ハード」を演奏した。テロの襲撃対象となり、80人の死者を出したパリのライブハウス「バタクラン」で襲撃の際に演奏されていたのがその曲だったという。パリのテロでは130人が亡くなり、パールジャムのヨーロッパ公演も中止になった。

(文/余田庸子、写真上/Alexandre Macieira/Riotur (06/11/2011)、写真下/Antonio Cruz/Agência Brasil (08/11/2015))
写真上は2011年、リオデジャネイロでショウを行ったときのパールジャム。写真下は11月8日、マリアナ市

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