ブラジルのKitKat、にらめっこマシーンでプロモーション

2016年 06月 8日

ブラジルでは「キッチカッチ」と呼ばれて親しまれているKitKatを発売しているネスレが、ブラジル市場でユニークな広告戦略を打ち出した。

KitKatが新製品「KitKat CHUNKY」の広告戦略に持ち出してきたのは、なんと「にらめっこ」。このプロモーション企画は4月11日~13日、サンパウロ州立パウリスタ大学(UNIP)を舞台に展開された。「メイオ・イ・メンサージェン」など現地ニュースサイトが伝えた。

同プロモーションを仕掛けたのは大手広告代理店のジェイ・ウォルター・トンプソン。人の姿の半身を写すことができるモニターと、カメラを内蔵した対話型機械を2台、UNIPのマルケス・キャンパスとパライーゾ・キャンパスとに設置。参加希望者がモニターの前に立ち、写っている相手の画像をみながら、いかに笑わずに長くその場に立っていられるかを競うというものだ。相手とのゲームに勝つと、機械からKitKat CHUNKYが賞品として出る。

対話型機械がにらめっこを行うにあたり、顔認証システムが利用されており、調整が加えられた画像が映し出されて笑いを誘う仕組みもあったという。

(文/加藤元庸)