コパアメリカ2016、注目の”ガビゴウ”もゴールでブラジル快勝

2016年 06月 12日

フェリペ コウチーニョ ブラジル代表

前半14分、フェリペ・コウチーニョ(リヴァプール)の目の覚めるようなミドルシュートが決まり先制した。これが今大会ブラジルにとっての初ゴールだった。この日のコウチーニョは大活躍で、結果的にハットトリックを果たした。

1点先制した後もブラジルがゲームを支配。

前半29分には、ダニエウ・アウヴェス(バルセロナ)からのクロスをジョナス(ベンフィカ)が倒れながらボールをキープ。そしてパスを受けたフリーのコウチーニョが難なく決めて早くも2点目が入った。

この試合、私はセンターフォワードのジョナスに注目していた。

正直、セレソンにジョナスが選ばれたことには、かなり驚いた。私がよく知っているジョナスは2006~2007年のサントス時代で、そこそこ活躍はしていたが、9番タイプではないし、当時はそれほどインパクトのある選手ではなかった。

前試合の初戦で、セレソンの9番をつけたジョナスを初めて見た。あのジョナスがセレソンに選ばれて、それも9番をつけ先発出場しているなんて、とても感慨深かった。

前回のエクアドルとの試合ではほとんど見せ場はなく残念に思っていたので、この試合では、と思いながら見ていた。徐々にフィットしていっている感じで、けっこうペナルティーエリアで球も受けられるようになり、そんな中での好アシストだった。

できればゴールを決めてほしかったが、まずまずの働きだっただろう。

ブラジルはもう1点を加点して、前半は3-0で折り返した(次ページへつづく)。

(文/コウトク、写真/Rafael Ribeiro/CBF)

著者紹介

コウトク

2005年6月~2012年6月まで仕事の関係で、ブラジルに在住。ブラジル在住当時は、サッカー観戦に興じる。サントス戦については、生観戦、TV観戦問わずほぼ全試合を見ていた。
2007年5月のサンパウロ選手権と2010年8月のブラジル杯のサントス優勝の瞬間をスタジアムで体感。また、2011年6月のリベルタドーレス杯制覇時は、スタジアム近くのBarで、大勢のサンチスタと共にTV観戦し、優勝の喜びを味わった。

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