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パラナ州でピニャォンが豊作。不況で他州のバイヤーが増加!?

ピニャォン

街道沿いのピニャォンの路上販売もこの時期、盛んになる。クリチーバ市近郊で市の南方にあるチジュッカスドスウ市の養蜂家であり、同市のパラナ松協会の会長でもあるルイス・ホベルト・アレイショさんは国道376号線沿いでピニャォンを販売している。

ルイスさんは自身の所有地にあるアラウカーリア(パラナ松)から収穫したピニャォンだけでなく、チジュッカス・ド・スウ市、アグードス・ド・スウ市、キタンジーニャ市など近郊の生産者からも仕入れて販売しており、売り上げも上々だという。

「今年(2016年)は20~30%の売り上げ増を見込んでいます。収穫量も需要も昨年に比べて高くなっています」(ルイス・ホベルト・アレイショさん)

ルイスさんはピニャォンで得た利益で年収の40%をまかなえる見通しで、今年のピニャォンはの価格は1キロあたり7.5~8へアイス(レアル)とのこと。

「この時期は働き通しです。販売時間が終了したら夜の間に収穫して次の日の販売に備えます。サンパウロ、リオデジャネイロ、サンタカタリーナ、もちろん、ここリオグランジドスウの人も…この道を通る多くの人がピニャォンを買っていきます」(ルイス・ホベルト・アレイショさん)

ピニャォンを求めてやってくる人の中には、仲買人や販売者も少なくないようだ。ピニャォンを買い求めて他州からやってくるバイヤーが増加している背景には、国内の失業率の増加も影響しているという。仕事を失ったひとたちが、ピニャォンの販売でしのごうとしているようだ。

寒い季節が早めに到来したことも、州の供給センターでピニャォンの需要を高めている。平均価格も2015年は1キロ当たり5へアイス(レアル)だったが、今年は7へアイス(レアル)。ひと月で159トンが売れているとのこと。

(文/麻生雅人、写真/Mauro Scharnik/IAP)

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