カテゴリ : エンターテインメント
2016年 07月 4日 01:07
日本~ブラジル間の貿易はもとより、品物の輸出入だけなく両国の文化の橋渡しにも貢献してきたシモンセンが、ブラジルのパートナー企業とコラボレーションして、新たな日拍交流プロジェクトに取り組む。
シモンセンは、キャラクターフィギュア制作メーカーの壽屋(ことぶきや)との間で、同社製のアニメ・マンガなどのキャラクターフィギュアやプラモデルのブラジル向け取扱いについて合意。7月よりブラジルでの取扱いを開始する。
「壽屋は、アニメの有名作品のライセンス商品や自社オリジナルキャラクターのフィギュアでは日本を代表する企業のひとつです。日本のアニメの人気が高まっているブラジルでも”本物志向”を持つ人がふえており、日本のアニメファン、フィギュアファンに実際に評価されているブランドの商品が求められています」と、シモンセンの門田行雄さんは語る。
シモンセンのパートナー企業が現地でアニメ~クールジャパン戦略関連のイベントを主催していることから、現地需要にこたえる形で壽屋のブランド商品の輸出が行われることなったという。
ブラジルで日本のアニメが人気を博している背景には、大規模なイベントの存在もあるという。
「ブラジルのサンパウロ市では10年以上も前から『アニメフレンズ』という南米最大のアニメ・イベントが開催されて、グッズの販売やコスプレコンテスト、日本のアニメソング歌手のコンサートなどが行われています。毎年14~15万人が訪れるこのイベントは、もしかしたら南北アメリカ大陸での最大のアニメイベントかもしれません」(門田さん)
シモンセンは、日本ではブラジルのグッズ、飲食品などを輸入して卸しを行うほか、各種イベントで「らてん屋」の屋号でショップを展開。さまざまなグッズを通して、両国文化の紹介をしている。「ラテン屋」は7月16日(土)、17日(日)には代々木公園で開催されるブラジルフェスティバルにも出店予定。
(文/麻生雅人、写真提供/壽屋(KOTOBUKIYA))
写真はブラジルへの輸出がはじまる壽屋のオリジナルコンテンツ、フレームアームズガール「バーゼラルド」のプラモデル
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