オリンピック開催で注目のブラジル料理はここで楽しめる!

2016年 08月 11日

フェイジョン アパレシーダ

日本で広く知られているブラジル料理のひとつに、黒インゲン豆と肉の様々な部位、リングイッサ(燻製していない味付け腸詰肉)などを煮込んだフェイジョアーダがあるが、作るのにも時間がかかるフェイジョアーダは、人が集まる週末などに食べられるおもてなし料理。ブラジルで日常食といえばフェイジョン(フェイジョン・コン・アホース)。ブラジルではマクドナルドの裏メニューにあるほど一般的な料理だ。

フェイジョン(フェイジョン・コン・アホース)はフェイジョアーダとは違い、白っぽい豆や茶色の豆(主にカリオカ豆)を使うのが一般的で(ただし地方によって異なる)、味付けをして煮た豆とごはんにかけて食べるのが基本。牛、鶏、魚の肉やリングイッサなど好みのおかずを一緒の皿にのせて食べることが多い。

日常食に関しては、ブラジルの文化を独自に探求している店主がいるバールや食堂、ライブハウスなどのほうが、幅広いメニューをそろえている。食べ物とともに、ブラジル音楽も楽しめる。

「アウボラーダ」(吉祥寺、http://www.hotpepper.jp/strJ000658021/)、
や「blen blen blen」(渋谷)は日本ではあまり知られていないブラジル料理も積極的に紹介する。

アパレシーダ」(西荻窪、写真上)や、「Brasil Dining NossA(ブラジル・ダイニング・ノッサ)
(八王子、http://www.hotpepper.jp/strJ001125125/)はバールジーニョやランショネッチと呼ばれる現地の人々に日常的に親しまれている店の雰囲気を伝える。

ボテコ・コパカバーナ」(川崎大師)は、採算より素材の質にこだわり、ムケッカバイアーナ(魚介類をココナッツミルクなどと一緒に煮込んだ料理)をはじめ、レストランに負けないブラジル料理を出す。

「Saci Perere(サッシペレレ)」(写真下、四谷、http://www.hotpepper.jp/strJ000032615/)は1974年に開店。ブラジル料理とブラジル音楽の生演奏を楽しめる日本で最初のお店といわれている。パウミット(ヤシの新芽、写真下)も定番おつまみだ。

「イーリャブランカ」(埼玉県)は各種フェスでもおなじみの家庭料理のお店。

そして昨今、料理だけではなく、ブラジルのお酒の注目度も高まっている(次ページへつづく)。

サッシペレレ

パウミット

(文/麻生雅人、写真上/柳田あや、写真提供/ホットペッパーグルメ)