レンソイス国立公園をドローンで撮影してみた

2016年 12月 26日

ドローン

ドローン撮影をしながら世界を一周した山口千貴・真理子夫妻が、400日間にわたる旅の足あとを1冊にまとめた著書「ドローン片手に世界一周 空飛ぶ絶景400日」を12月16日に出版した。

著者名はHoneymoon Traveler名義となっており、夫妻が同名義で公開しているyoutube映像は、BBCニュースに取り上げられたことから世界中で話題となった。同書には、未公開映像を含めた各地の絶景動画をまとめたDVDが付けられている。

2013年に結婚した山口夫妻が、世界一周という一大イベントを敢行することになったのは、新婚旅行で「一生分の夫婦の会話づくりをしよう」と思ったことがきっかけだったという。結婚式を挙げない代わりに400日かけて世界一周することにした夫妻は、この壮大な計画を「記録」するために、ドローンをお供に旅に出た。

旅は2015年7月から、シンガポールからはじまった。

ドローンを使って、セルフィー動画を撮るように自分たちを撮影しながらそのままドローンを上空へと操縦すると、自分たちの姿は豆粒のように小さくなっていき、代わりにふたりの背景にある絶景スポットが、空高くから俯瞰する形で映し出されて現われる…。夫妻は、そんな映像を、ボリビアのウユニ塩湖、トルコのカッパドキアなど、世界各地でシューティングした。

本書には、ドローンによって撮影された独特の視点の景観と、各地で夫妻が感じたコメントが記されている。

ドローン片手に世界一周 空飛ぶ絶景400日

山口夫妻が訪れた数ある世界各地の絶景の中から、本の表紙に選ばれたのはブラジル北東部、マラニョン州のレンソイス・マラニャンセス国立公園だ。レンソイスでは「この感動は一生忘れない、と思った」(真理子さん)という。夫妻はブラジルでは、このほかにもパラー州のベレンとアマゾナス州のマナウスを訪問している。

レンソイス ドローン

「ドローン片手に世界一周 空飛ぶ絶景400日(DVD付)」(Honeymoon Traveler・著、定価:1404円(税込)、A5変判並製、176ページ)は朝日新聞出版から発売中。

(文/麻生雅人、画像提供/朝日新聞出版)