ロンドン発のカクテルイベントが日本に初上陸。あの“カシャッサの聖地”も参加

2017年 05月 7日

TOKYO COCKTAIL 7 DAYS 

毎年5月13日は「カクテルの日」。2011年に日本のバーテンダー4団体が定めたもので、4月から6月にかけて、この「カクテルの日」にちなんでカクテルに親しむことができるさまざまなイベントが日本各地で開催される。

カクテルやバーが盛り上がりをみせるそんな5月、ロンドンで誕生してシンガポールにも飛び火した人気カクテルイベントが、日本で初開催される。

2010年に始まった「ロンドン・カクテルウィーク」は、ロンドンのカクテルシーンを盛り上げるため、街の200以上のバーと、<ヴィレッジ>と呼ばれるイベントの拠点で、7日間にわたって開催されるカクテルイベント。10ポンドでフェスティバルパス(日本版ではカクテルパスポート)を購入後、イベント参加店で提示すると、期間中に各店がテーマに沿って提供するカクテルが5ポンドで飲めるほか、ディスカウントドリンクのサービスを受けることもできる。

TOKYO COCKTAIL 7 DAYS

このイベントが「TOKYO COCKTAIL 7 DAYS(東京カクテルセブンデイズ)」の名で日本に初上陸。5月22日(月)から28日(日)まで、渋谷、恵比寿、六本木、新宿を中心としたエリアで名を馳せる有名バー60店舗と<ヴィレッジ>で開催される。

ブラジル出身のホジェーリオ・ヴァズ・五十嵐がレジデント・バーテンダーを務めるバー「TRENCH(トレンチ)」(恵比寿)も参加する。「TRENCH(トレンチ)」はバーの名店というだけでなく、日本でカシャッサ・アルテザナウ(サトウキビから作るブラジルの蒸留酒の手作りプレミアム酒)の銘酒を味わうことができる数少ないバーのひとつ。カシャッサファンにはたまらない、知る人ぞ知る“聖地”でもある。

「TOKYO COCKTAIL 7 DAYS(東京カクテルセブンデイズ)」、第一回目の開催となる今年(2017年)は「Classic vs Futuristic, from 1847 ~ 2047」というテーマが掲げられており、カクテル発祥の年といわれる1847年以降のクラシックカクテルと、近未来を意識した2047年までを想定した架空のオリジナルカクテルを、60店舗が提供する。

TOKYO COCKTAIL 7 DAYS

イベントは、事前にオフィシャルウェブサイト(http://cocktail7days.com/)でカクテルパスポート(当日券5000円、前売り3500円(5月21日まで))を購入するシステム。サイトで購入手続きをすませると証明書が送付され、イベントの拠点となる<ヴィレッジ>でカクテルパスポートと交換することができる。購入できるのは20歳以上、限定5000名。

カクテルパスポートを提示すると、参加する60店のバーで、テーマに沿ったカクテルを各1000円(外税、チャージの有無や価格は店によって異なる)で楽しむことができる。

イベントの拠点となる<ヴィレッジ>は、Weekend Garage Tokyo(渋谷区代官山町1−1)にて期間中の16:00~21:30に運営される。

<ヴィレッジ>では、Beefeater、Grand Marnier、Hendrick’s、Ketel One、TUMUGI、Woodford Reserveの6ブランドがポップアップバーを運営予定で、カクテルパスポートを提示すると各店で1杯づつ(計6種類)のカクテルが試飲できる。そのほか、ミニカクテルセミナー(人数限定)などのワークショップも開催される(無料)。

このパスポートには、<ヴィレッジ>での6種のカクテルの試飲、グランマルニエのミニチュアボトル(先着1800名)プレゼント、ミニセミナーへの参加、フードデリバリー「Uber EATS」1500円分チケットなど、総額7500円に相当するサービスが含まれているとのこと。また、最終日に開催されるシークレットパーティ参加権をゲットできる抽選にも参加できる。

最終日の5月28日(日)には、期間中、バー体験をSNSに投稿した参加者の中から最も心に残る体験を投稿者した参加者に贈られる「ベスト・エクスペリエンス賞(仮称)」も発表される。

「TOKYO COCKTAIL 7 DAYS(東京カクテルセブンデイズ)」を主催するのはバー&カクテルファン向けのコミュニティサイト「Drink Planet」(http://www.drinkplanet.jp/)。国内外のバーカルチャーの情報を毎月2回発信している。有料コンテンツでは、国内外の1000以上のカクテルレシピなどが掲載、シェアされている。

(文/麻生雅人、写真提供/セロリ)