熟成カシャッサの飲み比べとカイピリーニャ作りのワークショップ

2017年 05月 21日

カイピリーニャ

日本ブラジル中央協会は、ブラジル直輸入の個人酒蔵による熟成カシャッサ(カシャッサ・アルテザナウ)の飲み比べのほか、カイピリーニャ作りも体験できる「カシャッサを楽しむ会」を6月3日(土)に開催する。

蒸留酒の中では世界で3番目に多く消費されているという、サトウキビを原料とするブラジル産のカシャッサ。

このカシャッサには、蒸留されたまま瓶詰されるものと、蒸留後に木の樽で寝かせた熟成カシャッサとがある。

熟成カシャッサは、樽に使われた木の種類によって色も香りも異なる。「カシャッサを楽しむ会」では、リオデジャネイロ州ノヴァフリブルゴ市の酒蔵「ファゼンダ・ソレダージ」が作るカシャッサのうち、「プーラ」と呼ばれる蒸留後に瓶詰したいわゆるストレート・カシャッサと、ジェキチバの木で熟成させた「ジェキチバ」、イペーの木で熟成させた「イペー」の違いを楽しみながら飲み比べを行う。

また、カシャッサはブラジル全国で多様な飲み方があるが、ご当地カシャッサのひとつとして、今回はアマゾン地方などで知られる、ガラナを漬けたカシャッサ「ガラピン」を味わう。

「カシャッサの飲み比べは、カシャッサの基礎知識や、歴史についてのミニトークを交えながら行いますので、カシャッサについてまったく知らない方でも、ブラジルの文化に触れながら楽しむことができると思います」(ブラジル中央協会・宮田さん)

カイピリーニャをつくるワークショップでは、ブラジル直輸入の人気カシャッサ「ベーリョ・バヘイロ」をベースにしてカイピリーニャつくりを行う。

カイピリーニャの基本はカシャッサとライムと砂糖を使って作るカクテルだが、ブラジルでも近年、キーウィやいちごなど他の果物などを使った、変わり種カイピリーニャもおなじみとなっている。日本バーテンダー協会所属のバーテンダーの遠藤祐明さん&カロリーニさん(共にレストランテ グリル イグアス)とともに、ご当地流の変わり種カイピリーニャの話もききながら、カイピリーニャつくりを楽しむ。

「カシャッサを楽しむ会」は6月3日(土)、15~17時。会場は「カフェドセントロ」(千代田区丸の内3-1-1帝劇ビルB2F)。参加費は男性4500円、女性3500円 (カイピリーニャ飲み放題、軽食つき(マンジョッカ・フリッタ、ポンデケイジョ、ボリーニョ・ジ・バカリャウ))。

定員は40名なので申し込みはお早めに。参加申し込みはブラジル中央協会まで。

(文/麻生雅人、写真/Divulgação)