ブラジル全国選手権第四節コリンチャンス対サントス戦の既視感!?

2017年 06月 5日

コリンチャンス対サントス

ブラジル全国選手権第4節で行われた、コリンチャンス対サントス戦。UEFAチャンピオンズリーグの決勝と同じ日に行われたこの試合は、まるでチャンピオンズリーグ決勝と同じような試合になってしまった!

ウェールズのカーディフでUEFAチャンピオンズリーグ決勝の試合が終わった約1時間後、6月3日(土)19時(日本時間4日(日)7時)にサンパウロのアレーナコリンチャンスで、コリンチャンス対サントスのクラシコが行われた。

先週の第3節で、サンパウロ対パウメイラスによる“クラシコ”が行われたばかりだったが、立て続けにサンパウロの“クラシコ”が行われることになった。

コリンチャンスは今季最初のタイトル、サンパウロ州選手権を制している。

そんなコリンチャンスだが、主力選手には、2012年日本で行われたクラブW杯で優勝したときに大活躍したGWカッシオがまだプレーしており、そのほかには、ウクライナのシャフタールで活躍し、その後サンパウロでプレーしブラジル代表にも選ばれていたジャジソン、そして、ブラジル代表でW杯にも出場したFWジョーなどが主力選手として出場していた。

一方のサントスは、主力の司令塔MFルーカス・リマ、左SBゼッカを欠いており、厳しい状況だった。

土曜日の夜の試合だったが、アレーナ・コリンチャンスはコリンチアーノで埋め尽くされていた。

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(文/コウトク、写真/© Daniel Augusto Jr./Ag. Corinthians)

著者紹介

コウトク

2005年6月~2012年6月まで仕事の関係で、ブラジルに在住。ブラジル在住当時は、サッカー観戦に興じる。サントス戦については、生観戦、TV観戦問わずほぼ全試合を見ていた。
2007年5月のサンパウロ選手権と2010年8月のブラジル杯のサントス優勝の瞬間をスタジアムで体感。また、2011年6月のリベルタドーレス杯制覇時は、スタジアム近くのBarで、大勢のサンチスタと共にTV観戦し、優勝の喜びを味わった。

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