ブラジル対日本、格の違いを見せつけたチチ監督率いるブラジル代表
2017年 11月 12日だが、ネイマールの蹴った球をGK川島(メス)が弾き、PKは失敗に終わった。ネイマールがPKを失敗したのは久しぶりに見た。
しかしながら、その直後のネイマールのCKからこぼれ球を左SBマルセロ(レアル・マドリッド)が豪快なミドルシュートをゴールに突き刺し、2点目が入った。
そして36分には、ブラジルが攻撃を仕掛け華麗なパス交換から、最後はダニーロのクロスをFWガブリエウ・ジェズス(マンチェスターシティ)が難なく左足を合わせ、3点目が入った。鮮やかな電光石火のような高速で、完璧な崩しだった。
前半、日本は何もできず、ブラジルに圧倒されていた。
後半開始と同時に、ブラジルはGKをアリソン(ローマ)からカッシオ(コリンチャンス)に代えた。
カッシオといえば、2012年の日本で行われたクラブW杯でMVPを獲得し、コリンチャンスの世界一に貢献した選手だ。このときのコリンチャンスの監督が、現・代表監督のチチである。
日本は、FW久保(ヘント)に代え浅野(シュツットガルト)を投入した。
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(文/コウトク、写写真/Lucas Figueiredo/CBF)