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ブラジル証券取引所で4年ぶりの大型上場

カルフール ブラジル

2017年のブラジルにおけるIPO銘柄で比較的規模が大きかったのはカルフールで、資金調達額は約49億レアル(約1660億円)だった。PDはこのカルフールを抜いて調達額では今年最も大きい案件となった。

年内にブラジルで株式上場を果たしたのは12月15日時点で11社で、これは近年のブラジルでは異例の数だ。2014-16年、不況の時期のIPO件数はたった3件だった。

一方、同時期に非上場化した企業は25社、うち、TOB(株式の公開買付)による非上場化が13件あり、その中でもアルテリス、ソフィーザ銀行、アウパルガタス、ワールプールが大型で話題を呼んだ。

2017-18年のペトロブラスグループの投資回収計画は総額210億米ドル(約2兆3520円)で、売却対象には油田、肥料製造事業、アフリカやアメリカ合衆国の精油所などがある。回収方法が市場外かIPOに絡めた市場売出かについては未定とのことだ。

「当社は今後数か月で成約する案件も見込んでおり、2018年は年間を通じて交渉を活発化させていく所存です」(ペトロブラス広報)

12月15日、PDの上場初日の株価終値は1株16レアルだった。

ブラジルの株価は目下、社会保障制度改革法案の採決日程に関するニュースに左右されている状況だ。市場関係者は22日の国会閉会前の採決を固唾をのんで見守っている。

(文/原田 侑、写真/Divulgação)

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